ツインズ･西岡がリーグ最低選手にノミネート! チームはライバル選手を補強!

シーズン200安打の連続記録が途絶えたイチローをはじめ､今季苦戦を強いられた日本人メジャーリーガーたち｡
中でも米国で酷評されているのが､ツインズの西岡剛内野手だ｡

西岡は昨季､ロッテで打率.346､11本塁打､59打点､22盗塁という好成績をマークし､チームの日本一に大きく貢献｡
同オフ､ポスティングシステム(入札制度)を利用して､3年総額925万ドルでツインズに加入した｡

春季キャンプにあたるスプリング･トレーニングで､13試合連続安打をマークして首脳陣の信頼を勝ち取るが､シーズン開幕直後に左足腓骨を骨折｡
6月中旬に復帰したものの､慣れない天然芝に苦戦し失策を連発｡
打撃も力負けする場面が多く､打率は2割台前半をさまよった｡

結局､9月に右わき腹を痛め､故障者リスト入りしたままシーズンを終了｡
最終的には68試合の出場で､打率.226､0本塁打､19打点､2盗塁､12失策という結果に終わった｡

メジャーでは先日､リーグMVPが選出されたばかりだが､米国のスポーツサイト『CBS SPORTS』ではリーグLVP(Laest Valuable Player､最低選手)を決定｡
ア･リーグからは5人がノミネートされているのだが､その中には西岡の名前も含まれている｡

『CBS SPORTS』は､西岡をVLP候補に選んだ理由を､
｢西岡は試合に出ると､ツインズを助けるのではなく､足を引っ張った｡守備指標は平均を大きく下回っている｡
打撃は打率.226､出塁率.278､長打率.249ととても悪い｡さらに､盗塁を6回試みて､2回しか成功していないのである｣(CBS SPORTSより)
と説明｡
守備･打撃の両面で戦力になれなかったと厳しい評価を下している｡

LVPに選ばれることはなかったが､確かに西岡の置かれている状況は厳しい｡
ツインズは先日､ドジャースからFAとなったJ･キャロル内野手を獲得｡
キャロルは来年2月に38歳を迎えるベテランだが､持ち前の巧打と堅守は健在｡
今季も二塁と遊撃で146試合に出場し､打率.290､10失策と安定した成績を残した｡
球団は西岡のライバルとして遊撃の定位置を競わせる方針だ｡

勝負の2年目となる来季､西岡はポジション争いを制し､チームの戦力として満足いく成績を残すことができるだろうか｡

(2011年11月28日)

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