泉　総合デビュー戦は、1R壮絶KO負け

「戦極～第十陣～」が23日、さいたまコミュニティアリーナで開催。

今大会のメーンイベントは、アテネ五輪柔道90キロ級銀メダリスト･泉浩の総合デビュー戦。

ストリートファイト上がりのキックボクシング王者、アンズ･"ノトリアス"･ナンセン（ニュージーランド）を相手に迎え、どのような第一歩を踏み出すか注目を集めた。

7月に総合格闘技への転向を発表した際、「PRIDEの時のヴァンダレイ･シウバのような打ち合うスタイル」と自身のスタイルを問われ答えていた泉だが、まさに有言実行とばかり宣言通りの戦いを展開。

キックボクシング王者ナンセンの打撃にひるむことなく、自らも拳を振るっていく。

ナンセンのパンチをヘッドスリップでかわし、相手の打ち気を察知して先に右カウンターを見舞うなど、なかなか器用な打撃対応を見せた泉だが、ナンセンの右ストレートを浴びた後から大失速。

なおもパンチを振るっていくが空を切り、ナンセンの右フックを受け最初のダウンを喫する。

これはすぐに立ち上がったものの、そこから先は立て直すことができずナンセンの強打にさらされる。

左フックを受け再び崩れ落ち、ここも組みついてこらえたが、最後はワンツーで打ち抜かれてノックアウト負け。

デビュー戦を白星で飾ることはできなかった。

泉よ、今度は勝利の姿を見せてくれ!!

(2009年9月26日)

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