エド・はるみって、つまり何者!?
(02/25)
親指を立てて、目を見開いて「グー! グー!」と叫んでいるオバちゃん(失礼!)を誰もが見たことがあるだろう。
そう、柳原可奈子(やなぎはらかなこ=22)、にしおかすみこ(33)の次にブレイクすると噂され、現在、急激に知名度が上がっているエド・はるみ(えど・はるみ=年齢非公開)だ。
ネタもののお笑い番組には必ずといっていいほど出演し、『ぐるぐるナインティナイン』の「おもしろ荘」、『さんまのまんま』、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』、『草野☆キッド』、『はねるのトびら』など、それなりに売れてきていないと決してゲスト出演できない番組にも続々登場してきている。
あとは雛壇でもいいので、レギュラーを持ち、ネタではなくコメントをするようになってくれば、もう立派な売れっ子芸人の仲間入りというわけだ。
もしかしたら、一般的には「ちょっとアブなさそうな人」として映っているかもしれない芸人さんだが、実はアブないどころか、「超」がつくほど優秀な人だったりする。
エド・はるみは吉本入りする前は、いわゆる演劇人、つまり舞台女優からキャリアをスタートさせた。明治大学文学部文学科演劇学専攻を卒業し、著名な舞台俳優を多く排出している劇団円の演劇研究所を1988年に卒業。
女優として活動する傍ら、マイクロソフト公認の資格(MOT=Microsoft Official Trainer)を取得し、コンピューターインストラクターの仕事をしていた。また誰もがその名前をしっている、大手電気通信会社でマナー講師の仕事をしていたというから、演技のほうも、仕事のほうも非常に高いレベルのことをこなしていたわけだ。
しかも、マナー講師をしていた事から、その言葉遣いや立ち居振る舞いは、吉本の中でもとりわけ礼儀に厳しい木村祐一をして「満点」と言わせしめたという。
ちなみに女優として、『の・ようなもの』(森田芳光監督/1981年) 、『キネマの天地 』(山田洋次監督/1986年)、『男はつらいよ 幸福の青い鳥』 (山田洋次監督/1986年)と、名作にもがっちり出演している。
たぶん、収入面で言えば、兼業女優時代でも申し分ない収入だったろう。このまま女優を続けていたら、もしかしたら今では実力派女優として、主演俳優・女優の脇を固めるのに欠かせない存在になっていたかもしれない。
でも、本人はそれを「グー!」としなかった。
2004年から2005年頃、表現の方向を転換し、お笑い芸人を志すことになる。
その理由は、「ふつふつと湧き上がる笑いに対する情熱を抑えきれなかったから」とか。
ここからがすごい。
今までのキャリアをすべて捨てて、R-1ぐらんぷり2005に出場するも、2回戦で敗退。その後、本格的にお笑いの勉強をするため、吉本興業の養成学校である東京NSCに、11期生として入学。2006年4月に卒業すると、同年5月17日に東京都新宿区のルミネtheよしもとで芸人デビューを果たしている。
このキャリアから見ると、実はとてつもなく頭のいい人で、さらに自分の信じる道で妥協しない努力家という人物像がはっきり浮かび上がってくる。
こういう芸人さんがブレイクしていく姿を見るのは、なかなか「グー!」なものだ。(古田鉄寿)
そう、柳原可奈子(やなぎはらかなこ=22)、にしおかすみこ(33)の次にブレイクすると噂され、現在、急激に知名度が上がっているエド・はるみ(えど・はるみ=年齢非公開)だ。
ネタもののお笑い番組には必ずといっていいほど出演し、『ぐるぐるナインティナイン』の「おもしろ荘」、『さんまのまんま』、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』、『草野☆キッド』、『はねるのトびら』など、それなりに売れてきていないと決してゲスト出演できない番組にも続々登場してきている。
あとは雛壇でもいいので、レギュラーを持ち、ネタではなくコメントをするようになってくれば、もう立派な売れっ子芸人の仲間入りというわけだ。
もしかしたら、一般的には「ちょっとアブなさそうな人」として映っているかもしれない芸人さんだが、実はアブないどころか、「超」がつくほど優秀な人だったりする。
エド・はるみは吉本入りする前は、いわゆる演劇人、つまり舞台女優からキャリアをスタートさせた。明治大学文学部文学科演劇学専攻を卒業し、著名な舞台俳優を多く排出している劇団円の演劇研究所を1988年に卒業。
女優として活動する傍ら、マイクロソフト公認の資格(MOT=Microsoft Official Trainer)を取得し、コンピューターインストラクターの仕事をしていた。また誰もがその名前をしっている、大手電気通信会社でマナー講師の仕事をしていたというから、演技のほうも、仕事のほうも非常に高いレベルのことをこなしていたわけだ。
しかも、マナー講師をしていた事から、その言葉遣いや立ち居振る舞いは、吉本の中でもとりわけ礼儀に厳しい木村祐一をして「満点」と言わせしめたという。
ちなみに女優として、『の・ようなもの』(森田芳光監督/1981年) 、『キネマの天地 』(山田洋次監督/1986年)、『男はつらいよ 幸福の青い鳥』 (山田洋次監督/1986年)と、名作にもがっちり出演している。
たぶん、収入面で言えば、兼業女優時代でも申し分ない収入だったろう。このまま女優を続けていたら、もしかしたら今では実力派女優として、主演俳優・女優の脇を固めるのに欠かせない存在になっていたかもしれない。
でも、本人はそれを「グー!」としなかった。
2004年から2005年頃、表現の方向を転換し、お笑い芸人を志すことになる。
その理由は、「ふつふつと湧き上がる笑いに対する情熱を抑えきれなかったから」とか。
ここからがすごい。
今までのキャリアをすべて捨てて、R-1ぐらんぷり2005に出場するも、2回戦で敗退。その後、本格的にお笑いの勉強をするため、吉本興業の養成学校である東京NSCに、11期生として入学。2006年4月に卒業すると、同年5月17日に東京都新宿区のルミネtheよしもとで芸人デビューを果たしている。
このキャリアから見ると、実はとてつもなく頭のいい人で、さらに自分の信じる道で妥協しない努力家という人物像がはっきり浮かび上がってくる。
こういう芸人さんがブレイクしていく姿を見るのは、なかなか「グー!」なものだ。(古田鉄寿)
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