挑戦的企画｢下ネタ大好き芸人｣は功を奏したのか!? 意外な視聴率結果!

昨今のテレビ番組では敬遠されがちな"下ネタ"だけで60分番組を作ったらどうなるのか､そんな難題にテレビ朝日系『アメトーーク!』が挑んだ｡11月15日放送の同番組は､徳井義実･ケンドーコバヤシ･大久保佳代子ら芸人界屈指の下ネタマスターが集い､｢下ネタ大好き芸人｣を実施｡実は深い(?)下ネタの極意について語り合った｡

｢下ネタを言うテクニック｣｢下ネタ全開グルメリポート｣｢下ネタ俳句｣など､女性でも笑える絶妙なラインを探りながら個々の頭をフル回転させ､当企画のコンセプトである"下ネタ＝知的で必要なジョーク"であることを見せつけた｡
番組プロデューサー･加地倫三にとっても､挑戦的な企画だった｡徳井義実やケンドーコバヤシや別の企画でも時折下ネタを織り交ぜることはあっても､下ネタだけで番組をぶっ通すのは容易ではない｡一定のラインを超えてしまっては視聴者も引いてしまうし､微妙なところを彷徨ってもあまり笑いは生まれない｡"笑える下ネタ"とは何か､その集大成が表現された回だったと言える｡

視聴率は同時間帯1位､在京キー局ゴールデンタイム全番組を通じても4位となる13.3%であった｡前週の｢衣装決まってる芸人｣が11.4%だったので約2%数字を上げた結果だが､11月1日放送の｢バイク芸人2｣は14.0%と｢下ネタ大好き芸人｣よりも数字は高い｡さらに遡り｢ケンカしたり仲直りしたり芸人｣は13.2%｡｢相思相愛売れてる先輩売れてない後輩｣は12.1%｡

｢下ネタ大好き芸人｣は一応他回平均よりも視聴率は高く､挑戦は成功した｡とはいえ､爆発的に数字が伸びたわけでもなく､次回作はあるか否かは判断しがたいところだ｡

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