コードブルー 2nd season第3話あらすじ完全版

コードブルー 2nd season

[第3話]

01/25放送

消防からドクターヘリ要請が入った。駅の階段で乗客の将棋倒しが発生、多数の負傷者が出た模様。今回は、藍沢（山下智久）、橘啓輔(椎名桔平)、白石恵（新垣結衣）の3人が現場へと飛んだ。

藍沢は消防官に呼ばれる。行くと、階段の下で重なり、3人の男女が重なり合ってスキー板に貫かれていた。串刺し状態だった。

一番上の男性は松井（濱田岳）と言い、意識がありよく喋った。しかし彼の体は板で完全に貫かれている。一番下はエリ（小林涼子）。松井とエリは最近交際を始めた恋人のようだった。その間の男性は木沢という名前で、2人の友人らしい。

ところが頭を強打した木沢の容態が悪くなり、意識がもうろうとしはじめる。そこで、急きょ、その場で頭部から血液を抜く処置を施すことになった。木沢の様子を見たエリは激しく取り乱す。そしてそれを見た松井は木沢とエリの関係に気づいてしまった…。

実は木沢とエリはつきあっていたのだ。そして今日、3人で会ったのも、松井が「自分と付き合っている」と思っている誤解を解くためだったのだという…。

「じゃあ、俺、何のためにお前をかばおうとしたんだよ。避けようと思えば避けられたじゃん…」松井は言葉を吐く。エリはただ泣くだけだった。

「あなたを傷つけたくないための嘘でしょう。人は嘘をつくものですよ」と、藍沢は松井に声をかけた。

下敷きのエリは男2人の重圧にもう限界がきていた。頭を強く撃った木下も緊急の手術が必要だ…。しかし３人を動かすためにはスキー板を抜かなくてはいけない。そうすると、松井の大出血は必至だった。

橘は藍沢の考えを聞いた。藍沢は、リスクを説明した上で優先順位を決め、松井を持ち上げてスキー板を切断すると答えた。「本人に言うのか？」橘の問いに、藍沢は「言うべきだと思います。たとえ残酷でも、真実は知らせるべきです」と答えた。

藍沢から説明を聞いた松井は呆然とする。たった今、彼女に振られた上、死んじゃうのか、と…。それから少しして、松井は「やってください」とキッパリと答えるのだった。そして、すでに麻酔でもうろうとしているエリに「俺、ずっとお前のこと、守っているから…」と声をかけた。

体からスキー板を外した松井は大出血を起こし、手の施しようがない。そのまま松井は意識を失い、再び目を開けることはなかった。必死で蘇生を施す藍沢の手を橘が止めた…。

「針と糸を。せめてそれくらいしてやりたい」藍沢は丁寧に松井の傷を縫合しながら、「貴方は役立たずなんかじゃない。貴方が２人を守ったんだ」と声をかけるのだった。

一方、同じ駅内で白石はトリアージに回っていた。患者の家族に何を言われても黙々と治療にあたり、決断を下す白石。そんな白石に緋山（戸田恵梨香）は感心する。

緋山は別の患者に付き添って先に病院に帰るが、白石と冴島(比嘉愛未)は上条という患者の治療を続けていた。しかし心臓マッサージを続けないと心臓は止まる。このままずっと続けるわけにもいかず、白石は「これ以上続けても蘇生は不可能」と両親に告げる。しかし、母親は「止めないでください」と訴える。「生きている人間を見殺しにするなんてあんた鬼？」と…。

しかし、「これ以上続けても、苦しみを長引かせるだけです」という言葉に、患者の手を握っていた父親は「もう止めてください」と、白石の判断に同意した…。

事故現場をあとにして、藍沢と白石は電車で帰ることに。緊張の糸が切れたのか、悲しみが蘇ったのか、白石が泣き出してしまう。それ庇うかのように藍沢は白石の前に立った…。

一方、緋山の担当する患者が手術を拒んでいた。その患者に、緋山は「怖いのは分かるから、やりたくないならやらなくてもいい。ただ、元気っていいなって。当たり前だけど」と言葉をかけた。手術を経験している緋山には、手術を怖がる気持ちが痛いほどわかるのだろう。

結局、その患者は手術を決意する。きっかけは隣に寝ていた田沢（平山浩行）からかけられた「やれるオペがあるだけいい」という言葉だった。
　
緋山自身もカテーテルによる手術を受ける決意をした。

藍沢の祖母・絹江のところにたびたび見舞いに来ていた「山田一郎」の正体がわかる。彼は藍沢の父親だった。藍沢は父親の全く顔を覚えていなかった…。

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