JIN-仁-
[第5話]
仁（大沢たかお）は野風（中谷美紀）から頼まれ、夕霧（高岡早紀）を診察。11/08放送
彼女は重度の梅毒で、江戸時代の医術ではどうにもすることのできない状態だった。
仁はペニシリンのないこの時代では治療することは不可能だと言う。
そして、まずはこれ以上の患者を増やさないために花魁たちの検査をするよう告げた。
だが、感染が発覚すれば仕事を失う彼女たちはそれを拒否する。
そんな中、青カビの着いたミカンを見た仁はペニシリンの製造方法を思い出し、洪庵（武田鉄矢）たちそれを説明する。
数日後、ペニシリンの生成を試みた何十個もの皿が開けられた。
その中の一つに薬効が見られ、仁や洪庵、医師たちは大喜び。
だが、仁はこの時代に存在するはずのない薬を造って良かったのかと内心苦悩していた。
仁は咲（綾瀬はるか）を伴って、吉原へと向かい、夕霧にペニシリンを投与。
夕霧は回復を見せるが、ペニシリンの量は圧倒的に足りなかった。
投与から５日目、仁はこれ以上の回復は見込めないと判断する。
咲は夕霧に化粧をしたいと申し出、店の人間もそれを了承した。
野風が鏡を差し出すと、夕霧はそこに映った自分の顔に笑顔を見せた後、息を引き取る。
野風は涙を流しながら、仁にお礼を言葉を告げた。
仁は帰り道、咲に未来（中谷美紀）がペニシリンの作り方を教えてくれたと語る。
自分がこうして医学の時計を早く進めれば、彼女の病気を治せるかも知れないというのだ。
その頃、西洋医学所では旗色の悪くなった伊東玄朴（小林勝也）一派の医師たちが不満を抱き始めていた。
彼らは女郎が殺された現場に、佐分利（桐谷健太）の名の入ったメスを置いておこうと画策する。
06/26
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第1話
東都大学付属病院脳外科医。
婚約者の未来が、自らの手術により植物状態に。
そんな時、江戸時代にタイムスリップしてしまう。
タイムスリップ先の江戸でも、人々の病気や怪我を救っていく。
「江戸の人を救うこと＝歴史を変えること」になってしまうため、悩む。
しかし懸命に生きようとする人々を見て、この時代で精一杯生きていく決心をするのだった。
植物状態の婚約者･未来（みき）を救うため、未来を変えようとするが･･･！？
江戸･吉原の｢鈴屋｣にいる最上級の花魁(おいらん)。
気が強くはっきりと物を言う性格。
大名のお姫様並みの教養を身につけている。
かなりの美貌の持ち主。
腕のいい医者を探しているようだ。
[未来：仁の恋人。見た目は野風に瓜二つ。優秀な小児外科医だった。
2年前に脳腫瘍が見つかり仁の手術を受けるが、後に植物状態になってしまった。]
恭太郎(小出恵介)の妹で、橘家の長女。
兄の命を救った仁を尊敬し、助手になることを志願。
仁に思いを寄せている･･･?
咲(綾瀬はるか)の兄。
父をコレラの大流行により亡くしている。
斬られそうになった仁を助けたが、その際自らが負傷。
仁の行った緊急手術によって命を救われる。師は勝海舟。
西洋医学所の若く優秀な医師。関西出身。
ひょんなきっかけで仁の手術に立ち会うことになった。
仁の医術･道具に驚き、必死に学ぶ。
仁とともに江戸の人々を救っていく。
西洋医学所の頭取で、最高峰の蘭方医。
医学の進歩に情熱を傾けている。
穏やかな人柄で、はるか年下の仁に教えを請う人格者。
幕府の軍艦奉行。
時代を超えた国際感覚を持っており、多くの人から慕われている。
門下生である京太郎や竜馬を通し仁の存在を知る。
仁の手助けをしようとする。
勝海舟を師と仰ぐ、土佐の脱藩浪人。豪快で女好き。
自分の道を模索していたその時仁に会い、影響を受ける。
交流を深める中で、互いにかけがえのない存在となっていく。
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