パズル
[第7話]
05/30放送

今村(山本裕典)たちはゆうこ(岩田さゆり)から落語会に誘われる。今昔亭三之助(風間杜夫)という落語家が一門に伝わる、徳川時代の財宝のありかを示す落語を披露するのだという。彼らが鮎川(石原さとみ)とともに寄席に行くと、客席には兄弟弟子の一之助(清水紘治)、二之助(でんでん)、四之助(中西良太)のほか、後援会長の篠田(浜田晃)や新聞記者の池村(鈴木早智子)がいた。

三之助が死んだ師匠の萬之助(桂福団治)から教えられたというその落語は聞いた者は必ず死ぬと言われているという。三之助が噺を始めると、二之助が突然苦しみ出した。二之助は饅頭に何か入れただろうと三之助に訴えながら、死んでしまう。三之助は自分は何もしていないが、言い伝え通りならここにいる者が順に死んでいくだろうと告げた。

やがて、四之助が殺される。現場となった納戸には問題の落語の主人公、八っつあんがペンキ屋であることをなぞらえて、ペンキが塗りまくられていた。屋敷内を調べていた鮎川たちは庭にアカフジソウという毒草が植えられているのを発見。犯人はこれで二之助や四之助を殺したに違いないと考えた彼らは一番怪しい三之助の部屋を探る。そこには水差しに入った水があったが、明らかに毒は入っていなかった。

そこに三之助が現れ、彼を追ってきた篠田と一之助は水差しの水が怪しいと言い出す。自分が犯人ではないというならその水を飲んでみろと言われた三之助は躊躇。その様子を見た鮎川は三之助は犯人ではないと確信する。犯人なら水に毒が入ってないことを知っているはずだからだ。

改めて、納戸を調べ始めた鮎川は四之助の遺体の下の床にもペンキが塗られていることに気が付く。犯人は四之助を殺してからではなく、殺す前に塗った証拠だった。事件前のその時間にアリバイがないのは殺された四之助自身だけ。鮎川は四之助が誰かを殺そうとして、部屋に細工をし、逆に殺されてしまったのではないかと推理する。

やがて、三之助は事件の謎を解くためにも中断していた落語を最後まで演じると言う。その最中、お茶を口にした三之助が苦しんで倒れた。だが、それは物語上の演技で、三之助は平然と起きあがる。それを見ていた一之助はお茶を一口飲み、死んでしまった。

一之助は自分の茶碗に毒を入れ、三之助のものと入れ替えていた。だが、三之助も同じように三之助の茶碗に毒を仕込んでいたのだ。そうとは知らない一之助は三之助が倒れたのを見て、安心して自分の茶碗に口を付け、死んでしまったのだ。

二之助も殺したのかと聞かれた三之助は塩辛い饅頭を出しただけだと言う。それを毒だと思いこんだ二之助は焦り、一之助は彼を介抱して水を飲ませる振りをして、毒を飲ませたのだった。

実は一之助、二之助、四之助はお宝目当てで萬之助を殺していた。だが、そのお宝とは一門の創始者が書き残したネタ帳だった。山分けすることのできないお宝だと知った3人は独り占めしようとして、殺し合いに。一方、三之助は萬之助の復しゅうのために3人の殺害を目論んだのだった。

警察に行こうという鮎川に三之助は自分は何もしていないと言う。一之助が毒を飲んだのも、二之助が饅頭を食べたのも自分の意志だというのだ。そんな三之助に鮎川は人の心を操ってこそ、名人芸。三之助は二人がそうするよう、し向けたのではないかと言う。だが、三之助は自分の芸はまだまだその域には達していないと言うのだった。
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キャスト
鮎川美沙子 / 石原さとみ(いしはらさとみ)
受験指導能力を評価されやってきた英語教師・・・
今村真一 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
高校3年で美沙子が担当するクラスの生徒。・・・
神崎明 / 木村了(きむらりょう)
今村らと同じ高校3年生。こちらも成績は常・・・
塚本善雄 / 永山絢斗(ながやまけんと)
今村らと同じ高校3年生。今村・神崎と3人・・・
和田ひとみ / 朝倉あき(あさくらあき)
大道吾郎 / 金児憲史(かねこのりひこ)
鎌田虎彦 / 塩見三省(しおみさんせい)
高村みちる / 佐藤千亜妃(さとうちあき)
松尾ゆうこ / 岩田さゆり(いわたさゆり)
大高雅規 / 中村優一(なかむらゆういち)


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