Q10(キュート)
[第2話]
クラスメートの中尾がQ10（前田敦子）の回りを探り始めた。まるでストーカーのようだ。10/23放送
理由は、中尾が好きなマンガのキャラクターにQ10が似ているから。要するに中尾はＱ10に恋をしているのだ。
Ｑ10がロボットだということがバレるのを恐れた小川先生（田中裕二）は「中尾が諦めるように何とかしろ」と平太（佐藤健）に指示する。
中尾は「Ｑ10とデートができれば二度と付きまとわない」と必死に平太に頼み込んできた。
そこで平太はＱ10とのデートを一度だけＯＫをする。
ある日、Ｑ10は学校でギターのピックを拾う。それは山本民子が落としたものだった。
民子は人気バンドのボーカルと付き合っていて、彼の好みに合わせるように、化粧や髪型、服装を選んでいた。
ところがある日、民子がバンドのファンに囲まれたとき、彼はそれを知っていながら民子を見捨てて逃げた。
Ｑ10は民子に尋ねた。「ここは、生きていける場所ですか？」と。
その日以来、民子は考えて別れる決意をする。
今までも薄々感じていたこと…“彼とは生きていく場所が違う”ことを認めたのだ。
中尾とQ10のデートの日。
平太が2人のデートに同行していると、栗子先生（薬師丸ひろ子）とバッタリ出会う。
平太が事情を話すと、栗子先生は「恋は革命ですよ」と言葉を言うのだった。
Ｑ10とデートができた中尾は「もうつきまとわない」と約束し、笑って帰っていった。
バッテリーが切れて充電中のＱ10を眺めながら、平太は「堂々と人間じゃない物を好きだって言えるあいつ（＝中尾）を偉いと思った」とつぶやく。
もし、Ｑ10が人間なら、間違いなく告白している…かもしれないと思う平太だった。
その時、平太は、電柱好きな小川先生が「人間は、何を好きになってもいいんだ」と言っていたことを思い出した。
「…俺、恋しているのか？」平太は悩むのだった。
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平凡な高校3年生。
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