リッチマン、プアウーマン第2話あらすじ完全版

リッチマン、プアウーマン

[第2話]

07/16放送

日向（小栗旬）が睨んだ通り、藤川事務次官（大地真央）が千尋（石原さとみ）を気に入った。

日向は、再び千尋を呼び出すと大量の資料を手渡し一週間で覚えるように命令した。ぶつぶつ言いながらも「やります。続けさせてください。このままバカだ無能だと言われたままじゃ悔しいですから」と“契約”を引き受ける千尋。

今回の成功報酬150万円――日向の言葉に千尋は驚いた。千尋の役目は、総務省と顔がつながってこちらの話を聞いてもらえるぐらいの信用を勝ち得ること。「できれば2カ月ぐらいでそこまでいきたい」と日向は言う。

別れ際、千尋は「車中に靴を忘れた靴を返してほしい」と言うが、日向は「捨てた」と言い一万円を差し出す。その様子に頭にきた千尋はお金を受け取らず帰ってしまう。その靴は兄が買ってくれた大切な靴だったのだ。それを捨てるなんて…。怒りがこみ上げると同時に、千尋は悲しくなった。

千尋のことは「NEXT　INNOVATION」でも話題になっていた。極秘プロジェクトのために呼ばれたと人材だと、社員は囁いていた。

朝比奈（井浦新）と山上（佐野史郎）がバーで飲んでいた。山上は暴虐武人な日向について、朝比奈に愚痴をこぼしていたのだ。酔った勢いもあり、山上は「徹の代表理事解任の決議を出そう」などと言い出す。そこに朝比奈の妹・燿子（相武紗季）が日向を探してやってくる。

その頃、日向はお世話になっている僧侶・笛木（中原丈雄）に、探している母親と同姓同名の女性が現れた事、彼女が心の中に引っかかっている事を打ち明けていた。日向にとって笛木は唯一自分の気持ちを素直に話せる人だった。日向には、秘密があったそれは“心因性認識不全症候群”だ。そんな日向の心を笛木は支えていた。

他人だと分かっていながら口実をつけて引き留めてる。
けど彼女といると何かペースを乱されるというか、落ち着かなくって。

「NEXT　INNOVATION」での仕事は、千尋を成長させていた。就活先の面接で、今までとは違い堂々と話ができるようになっていたのだ。そんな千尋の姿に企業側は好感を持った。そして初めて最終面接までこぎつける…。

そんなある日、藤川事務次官に、千尋が“就活中の大学生”だとバレてしまう。これがきっかけで「NEXT INNOVATION」は、通信事業業界の会合に出席することを禁じられてしまう。

それを知った日向は、あっさりと千尋を「切る」と言った。そんな日向に朝比奈は、千尋が他社の最終面接を蹴ってこちらの仕事に関わっていたことを伝える。

一方、千尋は藤川事務次官の行く先々に現れては、騙した事を謝り続けていた。

そして、ある日、大学まで日向徹がやってくる。そして不器用ながらも千尋に謝った。日向は、「捨てた」と言っていた千尋の靴を返しに来たのだった。

「人の言うことをうのみにするな。総務省には諦めずに行ったんだろう？　具体的な償いをするわけでもなく、ただ行って謝るという、実に安易な方法で押し切るずぶとさはあきれるが、結果お前はあの女を動かした。やればできるのに、お前は惜しいところで一歩足りてない。あと少し！あと少し考えろ…そうすればお前は悪くない」日向は千尋を叱咤激励する。

総務省が「NEXT　INNOVATION」の出禁を解いた。藤川事務次官が出禁解除の条件に提示したのは「澤木千尋をインターンシップで使う」というものだった。藤川は千尋に“千尋の熱意に負けて出禁を解除したわけではない”と言う。日向は仮想データを使用して、プロジェクトの実現に現実味があることを藤川の前で見事に証明してみせたことが大きな理由だったのだ。それも藤川が驚くほど、見事に…。

こうして千尋は「NEXT　INNOVATION」の契約社員として正式に雇われる事になった。

朝比奈は誰かと電話をしていた。「もう少し調べてほしいんだ。“澤木千尋”という女性のこと。切り札になるなら取っておこうかと思ってね」と…。

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