龍馬伝
[第6話]
02/07放送

道場を追い出された龍馬(福山雅治)のもとを佐那(貫地谷しほり)が訪ねてきた。
定吉(里見浩太朗)に謝って許してもらえと言う佐那に、龍馬は剣術をやる意味を見いだせない限りは無理だと言う。
龍馬は黒船のことが忘れられないのだ。

龍馬は桂(谷原章介)を訪ね、吉田松陰(生瀬勝久)に話を聞きたいと頼んだ。
だが、桂は自分こそ松陰に教えを乞いたいが、居場所が分からないと言う。

やがて、ペリーの黒船が再びやってきて、幕府も横浜村に彼らの応接所を設置。
老中の阿部正弘(升毅)は徳川を潤すためにも開国はやむなしと考え始めていた。

その頃、土佐では弥太郎(香川照之)が意見書を藩に提出していたが、相手にされなかった。
だが、弥太郎は加尾(広末涼子)から意見書をほめられ、喜ぶ。
そして、彼女に紹介された多賀屋(逢坂じゅん)から江戸に行くなら手助けすると言われた。
一方、半平太(大森南朋)の意見書は上士ではないという理由で吉田東洋(田中泯)から却下される。

その頃、松陰はペリーの船に乗り込もうとしていた。
桂はそれを引き留めるため、すぐに松陰を捜そうと龍馬に言う。
やがて、見つかった松陰は龍馬に思い悩んでいる暇があったら、自分のできることを今すぐ始めろと告げた。
龍馬は松陰の言葉に、自分がいかに小さい人間だったかを思い知る。
そして、松陰は小舟に乗って、黒船へと向かっていった。
結局、松陰は黒船に乗船を拒まれ、自ら密航の罪で出頭して牢屋敷に送られる。

松陰の言葉に感銘を受けた龍馬は定吉に謝り、再び千葉道場で剣術を学び始める。
やがて、龍馬が土佐に帰る日がやってきた。
龍馬は定吉や佐那に必ず江戸に戻ってくると約束し、土佐へと向かう。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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