佐々木夫妻の仁義なき戦い第1話あらすじ完全版

佐々木夫妻の仁義なき戦い

[第1話]

01/20放送

弁護士の佐々木法倫（稲垣吾郎）は仕事はうまくいかず、女性にもフラれたばかり。そんな中、偶然出会った律子（小雪）にひかれ、やがて結婚。彼女も弁護士で、二人は結婚を機に法律事務所を構える。だが、それから３年後、結婚生活は崩壊の危機に瀕していた。律子は家事をまるでせず、洗濯物やゴミが山となっていた。二人は法律用語を飛び交わせつつ、口論する毎日。法倫のストレス解消法は大学のレスリング部時代の同級生、小川（山本耕史）とトレーニングすることだった。

そんなある日、蝶野（西村雅彦）や馬場（藤田まこと）、桜庭（小出恵介）らが事務所でヒマを持て余していると、小鹿力（小堺一機）という男性がやってきた。家の前にある自治会のゴミ置き場を他の場所に移動してほしいという。入居した15年前には一時的な設置だと言われたはずだが、そのままにされ、小鹿もなかなか言い出せずにいた。ゴミの匂いに耐えられないという彼の言葉を聞いた法倫は他人事とは思えず、熱くなって依頼を受けることにする。

スタッフたちは小鹿と一緒にやってきた鈴木（酒井若菜）を娘だとばかり思っていたが、律子にスカウトされて今日から事務所で働くと言われ、ビックリ。居酒屋で出会い、そんな話になったらしい。法倫はそんな話は聞いてないと言うが、鈴木がダメならキャバクラで働くからいいと言い出し、仕方なく、彼女を雇うことにする。

法倫と桜庭は書面を持って小鹿の家を訪ねていき、住民を集めて状況を聞きたいと告げる。だが、法倫は小鹿の様子がどこかおかしいことを見逃さなかった。

しばらくして、小鹿が事務所にやってきた。弁護士に相談したことを逆恨みされ、ゴミを散らかされるようになったのだという。実は小鹿はゴミ置き場を設置する代わりに、格安で家を購入していた。そのことを知る近所の住民たちはゴミ置き場を移動したいなどという彼の言い分が納得行かないのだ。小鹿は訴えを却下すると申し出る。だが、法倫は雨の中、小鹿の家を訪ね、住民への説明会は予定通り、行おうと告げた。

雨の中、奔走していた法倫は肺炎を起こして入院。その日は住民への説明会の日だった。桜庭から代わりに行ってほしいと言われた律子は断るが、付き添いに来ていたマッサージ師の猪木（古田新太）は彼女を車に乗せ、説明会会場へ向かった。

住民を前に書面を読み始めた律子は、ふと黙ってしまう。ゴミ散らかり放題の惨状をもたらした住民たちに、自分のことを重ね合わせてしまったのだ。気を取り直して、人格権の侵害を訴える律子に、住民側の弁護士は小鹿が家を格安で購入していたことを指摘。だが、 15年もゴミ置き場の掃除をしてきた労働量は既に格安購入分の金額を超えていると律子は主張する。そこに法倫が現れ、ゴミ箱の設置や掃除の当番制、ゴミ自体の減少を提案。説明会は終了する。

家に帰った律子はわが身を省みて、食器を洗い始めた。だが、その手際の悪さを見た法倫は自分がやると言い出す。

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