サマーレスキュー〜天空の診療所〜
[第4話]
診療所に戻った速水（向井理）は山に馴れるため、井上（山崎樹範）と山登りに向かう。08/05放送
速水が井上に、普段は何の仕事をしているのかと尋ねると、小山（笹野高史）が不動産のトップセールスマンだと答える。
そこへ、登山客の神田（堀部圭亮）と上原（夕輝壽太）がやってきた。
上原は井上を見つけると、親しげに声を掛ける。
知り合いなのかと尋ねる小山に、上原は元同僚だと答えた。
トップセールスマンだと言っていた井上だが、実はリストラされていたのだ。
神田は会社の女性と婚約。課長に昇進することも決まったという。
井上は自分をリストラした神田に理由を追及したかったが、何も言えない。
その日の夜中、目覚めてしまった遥（尾野真千子）が食堂に行くと、速水も現れる。
遥が電気を付けると、そこには井上が座っていた。
井上はダメ社員だった自分を卑下し、速水は診療所では頼りがいがあると言う。
だが、井上は落ち込んだままだった。
翌日、神田と上原が登山に向かうことになり、小山は井上にガイドを勧める。
だが、井上はそれを受け入れられず、遥がガイドを務めることになった。
登山中、神田は写真撮影に夢中で、遥の注意も聞かずに足場の悪い場所へと進んでいった。
案の定、足場が崩れて、神田は滑落。遥が応急処置し、診療所まで運んだ。
神田は腕に大怪我を負い、速水は縫合しようとしたが、麻酔に対するアレルギー反応が現れた。
仕方なく麻酔なしで縫合を始めるが、激痛に耐えかねた神田が暴れ出す。
速水は井上を呼ぶよう頼み、神田の体を押さえるようにと命じた。
井上は戸惑いつつも、神田を押さえつけるよう一同に指示を出し、無事に縫合は終わる。
その夜、井上は神田に付きっきりで看病。
そこにやってきた速水や遥は、井上のおかげで縫合ができたとお礼を言う。
井上は神田を恨んでいたが、血だらけの姿を見て、そんなことは忘れたと言う。
山に救われたというのだ。
翌日、神田は、井上にお礼を言っておいてくれと速水に伝え、下山していく。
その頃、東京では、沢口（松重豊）が倉木（時任三郎）に山の診療所を閉鎖するつもりだと告げていた。
一方、登山中に倒れていたという女性が診療所に運び込まれる。
速水が診察しようとすると、それは恋人の光香（市川由衣）だった。
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大学病院で将来を期待されている若き心臓外科医。
上司からの命令で、夏の間、とある山の診療所で患者を診ることになる。
稜ヶ岳山荘の主人・雄一の娘。幼い頃に母親を山の事故で亡くしている。
診療所で働いていた看護師たちは母親代わりであり相談相手だった。
そのため、おのずと看護師という道を選び夢をかなえた。
しかし第病院の医療に疑問を持ち、とあるきっかけで山に戻り、速水に出会う。
あかりの一人娘。小山夫婦を本当の家族のように思っている。
父親には会っていないが、事情は感づいておりそのことをあかりに聞くことはない。
山が好きで、10年前から夏の間、稜ヶ岳の診療所で働く看護師。
病院からやってくる若手医師にも患者にも頼られる存在。
結婚、出産後も看護師の仕事を続けていたが、旦那が浮気してしまい、現在は離婚を考えている。
遥のことを妹のように思っている。
明慶大学病院教授で、「稜ヶ岳診療所」の責任者。
毎年いろんな学生に声をかけては山に連れて来ている。山が好きで、天文ファン。
医学生、若手医師に慕われており次期学長に推す声も多いが、本人は肩書きや派閥争いには興味が無い。
沢口教授の娘。速水に想いを寄せており、現在婚約中。
世間知らずなお嬢様だが、思いやりのある女性。
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