スシ王子！第6話あらすじ完全版

スシ王子！

[第6話]

08/30放送

母・サヨリ（柏木由紀子）との再会を目指し「銀座一柳」へと急ぐ米寿司（堂本光一）。“巻きのジンベエ”こと牧野神兵衛（赤星昇一郎）のもとで巻き物の真髄を学んでいた。神兵衛から聞かされた“スシウルフ”と呼ばれるかつての天才弟子。習得に10年以上かかるといわれる巻き物の技を、たった１週間でマスターしてしまったという「スシウルフ」が、実は司の双子の弟・一柳洋（成宮寛貴）であることを知る。初めて知る双子の弟の存在に戸惑う司だったが、その“スシウルフ”こそが最後の対決の相手になることを悟り、修行に精を出していた。
そんな折、司は浅葱ユリ（貫地谷しほり）から、彼女の働く施設「ツカサハウス」に通う磯貝タクミ（西山潤）が大の寿司嫌いだと聞かされる。さらに司は、タクミの父・磯貝平政（ミスターちん）の握るホタテとアワビの合わせ握りのあまりの旨さに衝撃を受ける。だが、平政の店「磯貝寿司」は客足がさっぱり、閑散としているのだ。神兵衛いわく、平政の貝の合わせは日本一美味いと評判だった。かつては店も繁盛していたというが、ある日店を訪れた料理評論家・朝比奈庄月（篠井英介）への平政の態度があまりに無愛想だったことに腹を立て、朝比奈は酷評した記事を書きたてた。以来客足は遠のき、最後には店を切り盛りしていた妻さえも逃げ出したというのだ。父の握る寿司が大好物だったタクミも、そのことがトラウマになり寿司が嫌いになってしまった。なんとかタクミを救ってやりたいと考える司だったが、神兵衛は「優しい寿司だけでは洋には勝てない」と修行に集中するよう諭すのだった。
その頃、「銀座一柳」に戻ってきた洋は、母・サヨリのために寿司を握る。母に自分が握った寿司を食べさせたい一心で過酷な修行を耐えてきた洋。しかし、サヨリは司を思い心を閉ざし、洋の寿司には一切手をつけない。母の対応に深く傷つき、司への憎悪の炎を燃やしていた。
司はタクミに“スシ王子Jr.”と名づけ、弟子にした。タクミは寿司を握り、いじめた子ども達を見返してやった。
「銀座一柳」から次の刺客が現れた。司に巻き物対決を挑んできたのだ。刺客・巻周五郎（伊藤明賢）は、かつて神兵衛から“巻きの極意”を伝授された職人だ。神兵衛から「お前の巻きを見つけなければ負ける」と忠告された司は、極上の貝の味を伝授して欲しいと平政のもとへ。嫌がる平政だったが「味は教わるものではなく盗め」といい、司に貝寿司を握ってやり食べさせた。
司と巻の寿司対決三番勝負の日。第１回戦の“早握り対決”で、司は0．05秒の僅差で勝利した。第２回戦は“太巻き図柄対決”。巻が出してきたのは１本の中に３種類の図案を仕込んだ見事な巻き寿司。これに対して司も自信満々で挑むものの出来上がったのは、あまりにダサイ犬の絵柄１つ。この勝負は巻の圧勝で終わる。
最後の勝負は“おまかせ軍艦巻き対決”。食材コーナーに並んでいるのはお頭付きの魚。この状況は“ウオノメ症候群”の司にとっては徹底的に不利なものだ。司は目をつぶり平政に教えの通り、指先を目にして貝を選択した。司のつくった10種類の貝を重ね合わせた“勝浦巻き”は、審査員の舌を巻かせる見事なものだった。しかも、司の“勝浦巻き”はそれだけに終わらなかった。しかもシャリ自体が巻き寿司になり、断面に海苔で「匠」の文字を仕込んだ見事な寿司で、司はついに勝利を勝ち取る。
再びタクミと平政の間に明るい笑顔が戻り、「磯貝寿司」にも活気が戻ってきた。司は再び一柳を目指すべく旅を再会。別れ際、神兵衛に「本当の敵は洋との対決の向こう側にいる」という言葉とともに、巻きの極意「海苔は巻いても巻かれるな」を伝授された司。いつの間にか姿を消した河太郎（中丸雄一）のことを気にかけつつ東京へと勝浦を後にするのだった。

09/14 第8話

09/07 第7話

08/30 第6話

08/24 第5話

08/17 第4話

08/10 第3話

08/03 次回予告

07/27 第1話