特急田中3号
[第5話]
05/11放送

三度目の卒業試験失格が決定してしまった桃山。去年の卒業生のレポートを丸写ししたのが教授にばれてしまったのだ。桃山は仕切りに留年の話を隠したがる、特に琴音にだけは絶対に知られないよう釘を刺し、その約束を守る田中と花形。しかし桃山の落胆ぶりが気になった照美が田中を問い詰めたところ、田中はあっさりと白状してしまう。事実を知った琴音は大泣き、何故なら丸写しを桃山に勧めたのは琴音だったのだ。

そんな桃山を救おうと田中が教授に直筆の手紙を書いて直訴!しかし逆に教授を怒らせてしまう。ますます落ち込む桃山を必死に説得し、今度は桃山自身が教授を説得しに・・・しかし結果は駄目だった。

照美と言えば、派遣社員から正社員になるという夢のもと主任の巻田と意気投合、新しいプロジェクトに参加させてもらうことになる。急速に接近しかけている巻田と照美をどうしても妨害したい田中は、巻田を5年も思い続けているお局OLの美晴と共謀するはずが何故かお互い喧嘩口調。しかし最後は似たもの同士?なのか共感し合い仲むつまじい2人がそこにいた。そんな姿を照美に見られてしまい、またまた評価ガタ落ちとなる田中。

そんな折、桃山の母が父と弟を交えて卒業後のホテルチェーン跡取りについて東京で話し合いたいと連絡してきた。留年の話が正直に言えなかった桃山は窮地に立たされる・・・。そこへグッドタイミング!桃山の誠意が伝わったのか、教授から卒業再試験のお許しが出たのだ。

いざ、桃山家の食事会!興味のある田中達いつものメンバーは近くの席を予約する。桃山家は見るからにお金持ちで、厳格そうな両親。母親は長男である桃山に跡を継がせる事を当たり前と思っており、桃山自身もそのつもりでいた。しかし父親から意外な一言、跡取りは次男に任せると言い出した、卒業もできないダメ人間は後継者には向かないと。桃山の卒業再試験が許されたのは、実は父親が大学側に根回しした結果だったのだ。父親や次男に散々見下される桃山。

いてもたってもいられなくなった田中は怒りに任せて桃山家に接近!しかし先に割って入ったのは・・・なんと琴音だった。
桃山さんは誰より優しさを持ってる素敵な人だ!と桃山をかばう琴音。田中も続いて桃山を必死にかばい父親を怒鳴りつける。
しかし聞く耳持たない父親は家族を連れて席を立って帰ってしまった。無言で桃山に駆け寄る花形、照美、理子。そして田中と琴音。
桃山は家族に否定され悲しかった、しかし人生で一番大切だと思える友人達に囲まれているおかげで悲しくとも笑顔でいる事ができたのだった。

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キャスト
田中一郎 / 田中聖(KAT-TUN)
東京産業流通大学一年生。予定日より2ヶ月早く特急「さざなみ」の車内で生誕し、その因果かやたらせっかちな性格。ホラ話ばかりしていたため友達はいなかった。ひょんなことから鉄道研究会に入会し、花形と桃山に感化されると共に、友達と言える始めての存在になった。
目黒照美 / 栗山千明(くりやまちあき)
ファッションアパレル事業部・派遣社員で、今後、正社員を目指す決心を固める。
桃山誠志 / 秋山竜次(あきやまりゅうじ)
四浪した挙句入学した商学部6年生で、鉄道研究会の会員。三人の中では容姿・能力共にマニア度が一番高い。
花形圭 / 塚本高史(つかもとたかし)
4年生で鉄道研究会の会員。時間にうるさく神経質な性格ではあるが、よく見たら男前と言われることが多く、鉄道研究会の中では一番モテる。
渋谷琴音 / 加藤ローサ(かとうろーさ)
派遣社員。実家は鹿児島で、単純に都会暮らし目的で卒業後に上京した。父親は地元で酒造メーカーに勤務しており、その影響のためか、お酒好きで知識も豊富ではあるが、酒癖は悪い。将来の目標は玉の輿に乗ること。

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