楽天･田中将大､ダルに次ぐスピード出世!! 来季は斎藤佑樹との対決よりタイトルが欲しい!?

楽天の田中将大投手が9日､仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み､2000万円増の年俸2億円プラス出来高でサインした｡
高卒5年目での2億円到達は日本ハム･ダルビッシュ有投手の4年に次ぐ早さ｡
来季は斉藤佑樹や大石達也など同級生の選手が多数プロ入りするが､世代を代表していくプライドを覗かせた｡

田中は今季､右太もも裏肉離れ､右大胸筋部分断裂など故障に悩まされプロ入り後初の長期離脱を経験｡
11勝､防御率2.50の数字を残したが､
｢本当に最低限のところをクリアしただけ｣(スポニチアネックスより)
と自身への評価は厳しい｡
それでも球団からは来季への期待も込めて2000万増を提示され､
｢もちろんサインしました｡スムーズにいきました｣(デイリースポーツより)
と笑顔を見せた｡

また､この日は2006年夏の甲子園で投げ合った斎藤佑樹の入団会見当日｡
当然､報道陣から斎藤について質問が飛び出したが､
｢(その質問を)待ってました｣(スポーツ報知より)
と余裕の表情を浮かべ､
｢きょう会見ですよね?(中略)一緒に頑張っていきたい仲間｡僕自身楽しみにしているし､ファンの皆さんが楽しみにしてくれていると思う｡その中でいい投げ合いができれば｣(同)
と貫禄十分に語った｡

斎藤との同級生対決にばかり注目が集まっているが､田中の目指すレベルはさらに高い｡
ダルビッシュに次ぐ"スピード出世"にも､
｢僕自身タイトルは何も獲っていないし､(ダルビッシュと)同じ土俵に上がってない｣スポニチアネックスより)
とし､来季の目標を､
｢タイトル争いで終わらず､獲れるように頑張りたい｣(同)
と初タイトル獲得に定めた｡

チームは最下位からの巻き返しを目指し大型補強を進めており､岩隈久志投手の残留も決定｡
田中がタイトルを獲得するような活躍を見せることができれば､上位進出どころか優勝も夢ではないだろう｡

(2010年12月10日)

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