ツインズが西岡剛のために日本人投手獲得!? 超VIP待遇の落とし穴とは!?

ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を獲得したツインズから､3年900万ドル(約7億4000万円)から1000万ドル(約8億3000万円)の提示を受けているというロッテ･西岡剛内野手｡

ツインズのスミスGMは､
｢交渉のことはお話しすることはできない｣(夕刊フジより)
としながらも､西岡について聞かれると､
｢いい選手だ｡我々が入札で最高額を提示したことにわくわくしている｣(同)
と笑顔で答えていることから､アスレチックスとの交渉が破談に終わった楽天･岩隈久志投手の二の舞になるようなことはなさそうだ｡

それを証明するかのように､ツインズの編成部門関係者は､
｢日本のリリーフ投手の獲得を検討している｡西岡の相談役にもなって､新しい環境に早く慣れるようにサポートしてほしいんだ｣(サンケイスポーツより)
と驚きのプランを明かした｡

ツインズは各球団幹部や代理人が一堂に会するウインターミーティングで積極的に日本人投手の情報を収集｡
すでに､移籍先が決まっていない斎藤隆､岡島秀樹投手らの代理人には接触したという｡
さらに､ロッテの同僚で今オフのメジャー移籍を目指している小林宏之投手についても調査を進めているようだ｡

スミスGMが､
｢彼が成功するために､すべての面で協力したい｣(スポーツ報知より)
と宣言していた通りの超VIP待遇｡
球団の西岡に対する期待の大きさが伺えるが､他球団の編成部門関係者はこのプランの危険性を指摘している｡
｢日本野球界の縦社会が分かってない｡先輩と一緒になって逆に精神的に疲れてしまうのではないか｣(同)

確かに補強候補として名前の挙がっている投手は皆､西岡よりも年上｡
最年長の斎藤隆とは14歳もの年の差がある｡

今季､ロッテではキャプテンを務め､先輩選手からの人望も厚かった西岡｡
同僚に日本人選手がいてくれることがマイナスになるとは思えないが･･･

果たして､ツインズのプランは吉と出るか凶と出るか｡

(2010年12月12日)

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