オリオールズ･和田がキャンプイン! 先発ローテは15人で争う大激戦!

ソフトバンクから米大リーグ･オリオールズへ移籍した和田毅投手が19日(日本時間20日)､メジャーで初めてキャンプインを迎えた｡

チームカラーのオレンジの練習用ユニホームに袖を通した和田は､リラックスした表情で全体練習に参加｡
その後は､育成部のピーターソン投手担当の指導で､ピッチングの動作解析のために投球フォームを撮影した｡

オリオールズでは､今年から投手の故障防止のため同プログラムを導入｡
しかし､和田は早稲田大学時代から動作解析を学んでおり､ソフトバンク時代には毎年1月に動作解析の映像を撮影し､投球フォームをミリ単位でチェックしてきた｡

自らの哲学に沿うオリオールズの試みに和田は､
｢球団がこういう試みをしているのが個人的にうれしい｣(スポーツ報知より)
と笑顔｡
マウンドから変化球を織り交ぜて約30球を投げ込んだ｡

練習後にはショーウォルター監督､アダイアー投手コーチら首脳陣と約1時間の面談を実施｡
話し合いを終えた和田は､
｢印象通りの監督でした｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
内容については多くを語らなかったが､
｢ランニングやキャッチボールは日本でも追加でやっていたので､その辺を話した｡逆に何かあったら言ってほしいと言った｣(同)
と説明した｡

一方のショーウォルター監督は和田について､
｢いい投手だと思う｡メジャーでも活躍してくれるだろう｣(スポーツ報知より)
とした上で､
｢彼はオープン戦では先発に起用する｣(同)
と明言｡
実戦での動きをみながら､先発としての適正を見定めていくようだ｡

先発陣が課題のオリオールズでは､5つの先発ローテーション枠を約15人で競わせる方針｡
日本で107勝の実績を誇る和田は､このし烈な争いを勝ち抜くことができるだろうか｡

(2012年2月21日)

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