上野樹里主演の大河ドラマ『』はファンタジー!? のだめが抜けない演技に批判殺到!?
(02/27)

現在放送中の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(NHK)で、同枠史上8人目となる女性主演に抜擢された女優・上野樹里(うえのじゅり=24)。
その期待に応えるように、今年1月の放送開始以来、視聴率は20%超えを連発。
上野の演技に対する評価も高まっていた。

しかし、今月13日の第六回では視聴率19.6%と初めての20%割れ。
翌週の第七回では18.5%まで低下してしまった。

これに合わせるようにして、上野の演技へも疑問の声が殺到。
肯定派との間で激しい賛否両論の声が渦巻いているようだ。
『夕刊フジ』が報じている。

否定派の意見としてネット上で目立つのが、
「何をやってものだめ」
「もうのだめにしか見えない」
という類のもの。
代表作のひとつ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)での演技があまりに印象的だったため、荘厳な大河ドラマでは浮いて見えるというのだ。
また、時代設定に対して上野の口調が現代的過ぎるという批判も見られる。

そんな上野の演技を時代劇に詳しいコラムニスト・ペリー荻野氏は、
「上野樹里は、大河で"脱・のだめ"をしようとしているが、子供時代を演じていることもあって、のだめのイメージと比較的近いところにいる」(ペリー荻野氏:夕刊フジ)
と分析。
視聴率低下の原因は上野の演技ではなく、豊川悦司(とよかわえつし=48)演じる織田信長が"本能寺の変"で出番を終えたからだとしている。

今後は豊川に続き、EXILEのAKIRA(29)や向井理(むかいおさむ=29)などが登場予定。
劇中で江の年齢も上がり、上野の演技にも違和感がなくなってくることだろう。

大河ドラマは全47話の長丁場。
わずか七回で見切ってしまうのはもったいないのではないか。
ペリー荻野氏は上野の演技をどうしても受け入れられない人のために、とっておきの楽しみ方を提案している。

「いまの江は、例えるなら、ピーターパンに出てくるティンカーベル。いろいろな場面に姿を現す妖精なんですよ(中略)"ファンタジー大河"と思ってみれば、楽しめますよ」(同)

2008年に放送された『篤姫』は、これまでの大河ドラマにはなかったホームドラマ的要素を強めた結果、一大ブームを巻き起こした。
果たして、ファンタジー大河『江〜姫たちの戦国〜』は新たなムーブメントを起こすことができるだろうか。(伊原)


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