｢紅白歌合戦2023｣ 視聴率とうとう30%割れ! 歴代ワーストを更新!
2023年大晦日に放送されたNHK『紅白歌合戦』の視聴率が、ビデオリサーチ調べで発表された。同社によると、平均世帯視聴率は1部（午後7時20分から9時まで）29.0%、2部（午後9時から11時45分まで）31.9%だった。2部制になった1989年以降で最低の数字であり、『紅白歌合戦』の歴史を遡っても過去ワーストを更新。特に第1部は、とうとう大台の30%台を割れた。
約60年前、1963年には81.4%という過去最高の数字を記録しており、1980年代でも50%以上という驚異的な数字を維持。
2018年をみても、1部37.7%、2部41.5%を記録したので、この5年間で視聴率が10%近くも低下したことになる。総合司会に有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、同局の高瀬耕造アナウンサーという布陣を構え、今揃えられる最高のメンバーを用意したといっていい。
出演歌手の若返りをはかったり、特別ゲストとしてQUEENを登場させるなど、目玉もあったが、昨今のテレビ離れを象徴する結果となってしまった。
他の連続ドラマやバラエティー番組が視聴率一桁を連発していることを思えば、十分な結果といえなくもないが、やはり大晦日の国民的番組が視聴率30%割れはショッキングな出来事である。
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