田中みな実アナがぶりっ子キャラの苦悩を告白! 本当はやりたくない!?

TBS系『サンデージャポン』のコーナー｢情報ライブみな実屋｣リポーターを務め､有無を言わさぬぶりっ子キャラが話題の田中みな実アナウンサー｡
OA上では独特の効果音も相俟って､良い意味で一層磨きがかかったぶりっ子ぶりが爆笑問題他出演者からイジられる格好のネタになっている｡

田中みな実は2009年入社のキャリア3年目｡
2007年､青山学院大学｢ミス青山コンテスト｣準ミスの肩書きを引っさげて､同じく2006年に同大学準ミスに輝いた江藤愛アナウンサーと共に鳴り物入りで入社すると､僅か一週間で冠番組『アナCAN』を担当､テレビデビューを飾った｡

産休に入った先輩･山内あゆアナウンサーの代理として4月から『みのもんたのサタデーずばッと』コーナーキャスターも担い､バラエティー･報道の両ジャンルで活躍しているように思える彼女にも､実は人知れぬ悩みがあるという｡

自身が司会を務める『アカデミーナイト』5月6日放送回では､大切な人との"絆""縁"について特集｡
田中みな実は自分のアナウンサー人生の支えとなってくれた人物として､2010年10月をもって退社した新井麻希アナウンサーの名を挙げた｡

新井麻希と酒を交わしながらの対談で田中みな実は｢親友というかお姉ちゃんというか｣と新井麻希の印象を語り､彼女は｢口うるさい妹って感じ｣と友達とは思っていないと主張｡
入社当初居場所がなかった田中みな実が､自分から唯一話し掛けたのが新井麻希だったという｡

当時｢ずっと会ってみたかったんです｣と声を掛けた田中みな実に対し､新井麻希は第一印象で｢あんまり仲良くなれなさそう｣と思ったとのこと｡
飾らない自然体な笑顔に惹かれていたことが話しかけた理由だったそうだが､確かに外見からぶりっ子オーラが漂う田中みな実とは気が合わなそうと思われても当然といえば当然｡

二人の仲を縮めた出来事は､一緒に帰社していた時田中みな実がご飯を食べに行きましょうと誘うも断られ､｢うち今夜カレーだから来る!?｣と誘われて付いて行くも全然着かず､二時間弱後着いた先は千葉県にある新井麻希の実家だった｡
そこで二人の時間を過ごし､語り合って縁が深まったそう｡

何でも話せるお姉ちゃん的存在の新井麻希に田中みな実は入社3年目に突入する頃､とある相談を持ちかけた｡
｢1･2年目は新人の括りに入ってる｡3年目になると途端にそれが外れちゃう｡アナウンサーとして仕事が来る､新人アナウンサーじゃなくて｡求められているものが変わってきてるのかな･･･｣
｢若いからとか可愛い雰囲気とかで仕事をしちゃってる自分がいる｡ちゃんと実力で仕事をしていかなきゃいけないところに来ていると思っている｡｣

｢情報ライブみな実屋｣で知名度は大きく上昇したとはいえ､とても正統派アナウンサーとは程遠い演出に嫌悪感を顕にする視聴者も多い｡
長い目で見て､いつまでもぶりっ子キャラだけで仕事が務まらないのは明らか｡
そこで信頼できる先輩･新井麻希に意見を求めた｡

新井麻希も自分の経験を振り返り､1･2年目は何やっても出来ず焦りと不安があったという｡
3年目に突入し､転機となったのが『CDTV』の仕事｡
番組を進行するCG女性キャラクターの声の主こそ､新井麻希｡
｢『CDTV』を担当させてもらうことになって｡今まで出したことない声で最初は全然商品になるようなものじゃなかった｡｣
と振り返るが､声を活かした仕事で認めてもらうようになり､ナレーションがアナウンサーとしての武器になった｡

｢絶対来ると思うからチャンスって｡｣
新井麻希は先輩として田中みな実にこの言葉を伝えた｡
田中みな実も
｢3年目になって自分に自信が持てる何かを探さなきゃって思われてくれたのが新井麻希さんだったんですよね｣
と人生の転機を見つけるキッカケをくれた彼女にとても感謝している｡

最後に田中みな実は想いを込めた気持ちを読み上げた｡
だが､｢泣きそうですか?｣と尋ねるも新井麻希は｢大丈夫｣と涙を流す気配はない｡
思わず｢泣いてくださいよー｣とぶりっ子口調が出てしまいせっかくのしんみりムードは台無し｡
先輩から｢泣かせたいなら今の読みは良くない｣とダメ出しされるハメになってしまった｡

田中みな実がぶりっ子キャラを卒業する日は､『サンデージャポン』の司会進行を青木裕子アナウンサーから引き継ぐ日か､はたまた別番組を担当する時か｡
アナウンサーとして手に職をつけるまでは､アノ効果音が頼みの綱となりそうだ｡

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