ATARU(アタル)第9話あらすじ完全版

ATARU(アタル)

[第9話]

06/10放送

舞子（栗山千明）や沢（北村一輝）はチョコザイことアタル（中居正広）の実家へ行く。
チョコザイの父・誠（市村正親）は個人病院を経営していた。

その時、沢の携帯に事件の知らせが入る。
沢が現場に駆け付けると、雑木林で朗（黒澤宏貴）という少年が死んでいた。
朗の体は傷だらけで、野崎（千原せいじ）は司法解剖を指示するが、母親の今日子（森脇英理子）は拒否。
だが、遺族の同意は必要ないことから、朗の遺体は司法解剖に送られる。

その頃、病院に残った舞子は誠から話を聞いていた。
かつて日本では発達障害に対する認識が薄く、アタルを診てくれる病院はなかった。
誠がアメリカに施設を見つけ、アタルの診断書を送ったが、そこは井上（村上弘明）らニューヨーク市警が運営する病院だったのだ。

一方、沢のもとに、今日子が朗の虐待で通報されていたという報告が入る。
通報者は誠だった。

翌朝、沢は渥見（田中哲司）のもとへ。朗の写真を見たアタルは「目が痛い」とつぶやく。
朗はシャンプーで、目に炎症を起こしていた。
朗の体の傷は致命傷ではなく、毒殺の可能性があるという。

すると、アタルは「シャンシー」「DA101」とつぶやいた。
シャンシーは中国の家電メーカー、DA101はその会社が製造する電気ケトルのようだ。

今日子の家にはシャンシーのDA101があり、その形は朗の体の火傷と一致した。

さらに鑑識の結果、朗の指の傷から青酸性の毒物が検出された。
だが、誠に聞くと、誠の診察をした時にはその傷はなかったと言う。
傷は死亡時にできたもののようだ。

それを聞いたアタルは「花です」とつぶやいた。

沢は今日子に話を始める。
事件当日、林の中で弁当を食べていた朗は、今日子がゴミを捨てに行った間に蝶を追って山の中に入った。
そこで、朗は母が好きな桃の花を見つけて摘んだ。
だが、道に迷った朗は農家の焼却炉の前に出た。
朗はその焼却炉に触れてしまい、摘んだ花を焼却炉の中に落としてしまった。

その花は、夾竹桃という、毒を持った花だった。
夾竹桃が焼却炉で燃え、朗はその毒性のある煙を吸い、死んでしまったのだ。

それを聞いた今日子は涙を流し、朗に対する虐待を心から反省する。

事件は解決。アタルは昏睡状態に陥る。

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