ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～第2話あらすじ完全版

ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～

[第2話]

07/20放送

莉子（北川景子）と麻衣（貫地谷しほり）がルームシェアするマンションの近くにある公園で、莉子と直輝（山下智久）は、おにぎりを食べながら身の上話をしていた。
２人が出会ったのは先日の夜。この公園で莉子がバイオリンの練習をしていた時に、直輝がシュートの練習に来たのがきっかけだ。
そこに通りかかった麻衣。名前も知らない相手と親しく話をする莉子を麻衣は理解できないようだった。

今日は、莉子と麻衣は、智哉（伊藤英明）とのダブルデートの日だった。
智哉が友人を連れてくるから、４人でクラッシックコンサートを聴いて、その後、飲みに行こうと誘われていたのだ。朝から気合が入る、麻衣。

ちょうどその夜、直輝の家には恋人・菜月（相武紗季）が遊びに来ていた。
直輝の母・真希子（真矢みき）と妹・優里（大政絢）は、菜月が来るので大はしゃぎだ。
菜月は、その端々に“育ちの良さ”が感じられる女性だった。この日も、優里の誕生日を覚えていて、可愛らしい花束を用意してきている。真希子も、優里も、葉月を気に入っていた。
４人が食事をしていると、菜月の携帯電話に着信が…。相手は直輝のバスケチーム「アークス」のチームメート・廉（金子ノブアキ）だった。しかし、菜月は「大学の友達から」と誤魔化して席を立つ。

廊下に出た菜月は廉に彼の家にいることを告げと、「一度寝たくらいで誤解しないで」と電話を切った。

智哉が連れて来たアークスのキャプテン・透（永井大）だ。ひと目見ただけで「タイプ！」と大はしゃぎの麻衣だったが、莉子の話では、透にはホモの疑惑があるとか…。
それでも、麻衣は大喜びだった。

後日、莉子は智哉から１対１のデートに誘われる。その帰り道にはキスをした…。

一方、菜月の恋人が直輝だと知った廉は、菜月に「次の練習試合で、自分のほうが、シュート数が多かったら、直輝と別れて自分と付き合うように」と賭けを持ちかける。
しかし、菜月は「子どもじゃないんだから」と全然乗る気をみせない。
廉の強引さに、いらだったようにタバコを加える葉月…。それは他人には見せない、いつもの菜月とは違う“顔”だった。

莉子と麻衣も、智哉から「練習試合を見に来ないか」と、誘われていた。

練習試合の日――。
試合開始前から、廉は葉月を意識してやる気満々だった。
その日、直輝は初めてスタメンから外される。

試合が開始してから程ない頃、莉子と麻衣が試合会場にやってきた。
観客席から透を応援する麻衣。
そんななか、莉子はベンチに８番のゼッケンを着けた直輝が座っているのを発見する。

しばらくすると、直輝は智哉に呼ばれ、試合へ…。
大はしゃぎする莉子と裏腹に、直輝のプレーは全く冴えないものだった。

あんなに上手なのに、なぜ？
莉子には、直輝が、何かにビクビクしてプレーしているように見えた。

相手のエラーで、直輝は２回のフリースローの権利を得る。
１回目は失敗――。
２回目のフリースローを、躊躇しているようだった。

その時、莉子は立ち上がった。
「そこの８番!!」と大声で直輝に声をかけると、我を忘れて叱咤激励を始める。

「なにをオドオドしているのよ！」
「あんた、本当はすごく上手なんだから！」

莉子の言葉で直輝は吹っ切れた。
２本目のフリースローは見事に大成功！
その後は面白いように得点を加算していった。
最後は直輝がブザービートを決めて、アークスは勝利を勝ち取る。

試合が終わると、直輝は菜月に勝利のサインを送り、すぐに莉子の姿を探すが、莉子は途中で会場を後にしていた…。

「なんで、あんな事言っちゃったンだろう…」試合後、莉子は自己嫌悪に落ち込んでいた。
すると、公園からドリブルをする音が…。窓を開けると、直輝がスローイングの練習をしていた。

公園へ走った莉子は直輝に謝る。そして「それでも嘘は言っていない」と告げた。
直輝は莉子の言葉に感謝していた。ただ「最後まで試合を見ていて欲しかった」と言葉を添えた…。

「公式戦は必ず応援に来てほしい。君がいると勝てる気がする」と直輝が言うと、
「わかった。私、あなたのファンだもんね」莉子は快くOKする。

その日、公園では子供たちが七夕飾りを燃やし、花火をする行事を楽しんでいた。
直輝と莉子は一緒にそれを眺めている。

「次に『バカ！』と叫ぶときのために名前を教えてよ！」別れ際、莉子は笑いながら直輝に問いかけた。
こうして２人は、初めて自己紹介を交わすのだった…。

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