ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～第11話あらすじ完全版

ブザー･ビート～崖っぷちのヒーロー～

[第11話]

09/21放送

最後まで書店でのアルバイトをしていた莉子（北川景子）。アルバイト最後の日、今までお世話になっていた店長・小牧（川端竜太）にあいさつをしていると、直輝（山下智久）の姉で小牧の妻・雪乃（ちすん）がやってくる。
莉子を見た雪乃は「あれ？前に駅ビルで演奏していませんでした？確か夏ごろ」と声をかける。以前、駅ビルで演奏をしたとき、直輝がひまわりの花を渡したがっていたこと、結局、渡すことができず男の子にプレゼントをしたことなどを雪乃から聞いた莉子は、直輝に会いたくなる。
公園で別れてから、2人は全く会っていなかった。

音楽に専念するため、携帯電話をも解約した莉子。いよいよ別れのとき、親友の麻衣（貫地谷しほり）はとても寂しがった。

出発の朝、莉子は公園の看板に書かれていた直輝からのメッセージに気づく。莉子は看板の写真をデジカメで撮ると、軽井沢へ旅立った。

――それから半年後。
PBAの2009年シーズンで、JCアークスは快進撃を見せ、プレーオフ進出を果たしていた。
ケガから復帰した直輝の活躍が目覚しい。

そんなある日、莉子はオーケストラの先輩方の公演の手伝いのため、東京に来ていた。しかし、すれちがいで直輝と会うことができない。
体育館のそばで、偶然、川崎（伊藤英明）と出会った莉子は、近況報告をする。そして直輝との思い出を話し始めると、川崎は、ブザービートの話を持ち出して、「最後まで諦めなければきっと道は残されている」と莉子にアドバイスした。直輝は今でも莉子のことを思っているとも話す。

アークスはプレーオフを勝ち上がり、いよいよファイナルへの進出を決める。

そんなある日、直輝が自主練習をしていると、菜月がやってくる。菜月は直輝に「好き」と告白した。菜月の告白に対して直輝は、「菜月は幸せになれるよ。でも、その相手は俺じゃない」と返事をする。直輝の返事を聞いた菜月は「優勝してね。誰かのためじゃなくて自分の大事なプライドのために」と応援するのだった。

直輝の前では涙を見せなかった葉月だったが、直輝の姿が見えない場所で泣き崩れた。そんな菜月に言葉をかけたのは宇都宮（永井大）だった。宇都宮の片思いの相手というのは…。宇都宮は菜月をデートに誘う。

ある日、麻衣がカツ丼を作っていると秀治（溝端淳平）が何かを言いたそうにしている。麻衣と結婚をしたかったのだが、言えずにいると、完成したカツ丼を運んできた麻衣の方から「秀治くん、優勝したら結婚するよ。だからカツ丼食べて明日も頑張ってね」と秀治は言われるのだった。

一方、直輝は、莉子に会うために軽井沢に向かっていたが、莉子はレッスン中で会うことができない。終電ギリギリまで待っていたが間に合わないと判断した直輝は、スタッフにヒマワリの花を一輪、莉子に渡してほしいと告げて、東京へと帰って行った。

ファイナル戦。アークスとハーツの試合が始まった。
観客席には、真希子（真矢みき）、優里（大政彩）雪乃、小牧、陽一（加藤慶祐）たちが応援に来ていた。

その頃、莉子はいつものようにレッスンをしていたが、突然、「大切な人の応援に行かなきゃいけない」と、先生を説得、部屋を飛び出した。

莉子が試合に到着したのは、終了間際。
直輝はシュートの際にファウルを受けて倒され、残り時間30秒でフリースローのチャンスを貰っていた。
そこで客席に到着した莉子は、大声で直輝に声をかける。

「ちょっと！そこの８番！ちゃんときたから！ちゃんとファン１号が応援にきたから！ちゃんと勝ちなさいよ！バーカ！」

莉子の声を聞いた直輝は、思わず笑みを漏らす。そして、ゴールを決めた。
残り数秒のところで直輝がブザービート決めて、アークスは逆転優勝するのだった。

試合が終わると、直輝はすぐに客席へ。
「莉子のおかげで強くなれた」直樹はそう言うと、みんなの前でキスをするのだった。

もう、二度と離さない――。

《終》

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