対イングランド、本田に1トップの可能性!? 最前線でのプレーに意欲十分〔W杯〕

スイスの合宿地でW杯本番に向け練習を重ねる日本代表だが、30日のイングランドとの親善試合でFWの本田圭佑（CSKAモスクワ）が1トップに入る可能性が出てきた。

合宿2日目の27日、前日は別メニューだった中村俊輔（横浜M）と闘莉王（名古屋）も合流して全体練習を行う日本代表の27人。
この日、4分の1コートで行われた11対11のゲーム形式練習で、主力組には本田を1トップとする4-1-4-1の新布陣が試された。
主力組の本田は1本目では1トップでプレー。中盤とDF間のアンカーには阿部（浦和）、右サイドバックには長友（FC東京）、左サイドバックには今野（FC東京）が入った。中村は1本目には出場せず、2本目は控え組に回った。

本田は1本目で中村俊の主戦場だった右MFに主力組で入ると、2本目は疲労を考慮して1トップから外された岡崎の代わりに、玉田（名古屋）や森本（カターニャ）を押しのける形で最前線に配置された。

岡田監督は本田1トップについて、2本目に右のMFで使った松井（グルノーブル）を試したかったと説明しているが、
当の本田は「1トップはやったことがないが、ゴールに近く、前を向けばシュートレンジになる。どう前を向くかが課題。チームとして僕を前に向かせられるか」（毎日新聞）と、本田節を炸裂。
最前線で攻撃の起点となれるポジションに意欲は十分の様子だ。

新ポジションは確定ではないが、韓国戦で完敗したことから岡田監督が守備重視の戦術に変更する起死回生の一手に出た、というのは大いに考えられることである。
迷走気味とも捉えることは出来るが、おそらくイングランド戦で試されるであろう新たな布陣。
日本代表のベスト4入りに活路が見出せればいいのだが。

(2010年5月29日)

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