サウジアラビア戦､本田圭佑は欠場か!? チームの危機にザックが香川真司へ特権認める!!

サッカー･アジア杯､グループB首位の日本は17日､サウジアラビアと激突する｡
引き分けでも決勝トーナメント進出決定となるが､チーム状態は決して万全とはいえない｡

シリア戦後､ここまで2試合に先発出場してきたMF松井大輔の肉離れが発覚｡
さらに､MF本田圭佑もシリア戦で左足首を捻挫しており､試合後は別メニューでの調整が続いている｡

15日に行われた公式練習では､右MFに岡崎慎司を置くシステムを採用｡
しかし､ゲーム形式の練習では､本来､本田が入るべきトップ下は空いたまま｡
ザッケローニ監督は､
｢試合までじっくり考えて､最高のチョイスをしたい｣(デイリースポーツより)
と説明しており､本田の回復を待つ考えもあるようだ｡

だが､本田の状態は上向いているとはいえない｡
患部に負担の少ないプールやエアロバイクでの調整は行っているが､報道陣からの質問には､
｢(足の状態は)まだ分かんないっす｡今日はちょっとしゃべりたくないので､いいですか｣(ニッカンスポーツより)
と険しい表情を浮かべた｡

絶対的なエースの欠場も考えられる中､指揮官が目を付けたのがMF香川真司だ｡

今大会から背番号10を背負う香川は､ここまで2試合に先発出場｡
しかし､慣れない左MFで起用されているためか精彩を欠き､
｢(アジアを)なめていたつもりはないけど･･･｣(サンケイスポーツより)
と自信を失いかけていた｡

そんな香川をザッケローニ監督は自ら呼び出し､
｢ポジションはサイドだが､そこを言い訳にしてはいけない｣(同)
と気合を注入｡
さらに､
｢もっと自由にやっていい｣(スポーツ報知より)
と異例のアドバイスを送った｡

指揮官からの思わぬ気遣いに香川は､
｢言葉をかけてくれてスッキリした｣(サンケイスポーツより)
と吹っ切れた様子｡
主力大量離脱というチームの危機を､
｢前半に決めれば自分の展開｡ワンチャンスに全力で集中したい｣(同)
と自らのゴールで救うことを誓った｡

(2011年1月17日)

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