ポスティング破談の西武･中島が現状維持でサイン! 来オフFAでメジャー目指す!

ポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ･ヤンキースとの入団交渉が破談した西武･中島裕之内野手が10日､西武ドーム内で契約更改交渉に臨み､現状維持の年俸2億8000万円プラス出来高でサイン｡
破談の理由を明かすとともに､今季終了後､FAでのメジャー移籍を目指すことを示唆した｡

すっきりとした表情で会見場に現れた中島は､
｢気持ちは切り替わっています｡また､1年間は日本一を目指して勝利に貢献したい｣(デイリースポーツより)
とコメント｡
前日にニューヨークから帰国したばかりだが､疲れも見せず､努めて明るく振る舞った｡

独占交渉権を獲得したヤンキースは中島に対し､内野のバックアップ要員として条件を提示｡
また､中島側は1年契約満了後にFA権を付ける契約を希望したが､ヤンキースは自動的にFAとなる6年間の保有権を主張したという｡

中島は交渉を振り返り､
｢金額はナンボでも良かった｡1年なら控えでも勉強のつもりで我慢して､と思ったが､来年も相手に言われた契約でやらないといけない｡
この条件なら､足元を見られた契約になる｡あと1年間我慢して､色んな球団と話した方がいいと(代理人から)言われた｣(スポーツ報知より)
と破談の理由を説明｡
ポスティングシステムについては､
｢何とも言えませんが､ちょっと(選手には)厳しいのかもしれませんね｣(同)
と表情を曇らせた｡

ただ､メジャーへの夢を諦めたわけではない｡
順調にいけば､今季中にも海外FA権を取得する｡
中島は､
｢挑戦できる時が来たら､また挑戦したい｣(同)
とリベンジを誓った｡

遅れを取り戻すため､早速11日から自主トレを再開するという中島｡
一度は快く送り出してくれた球団やファンのためにも､今季は精一杯のプレーを見せる｡

(2012年1月11日)

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