トータルテンボスが｢M-1｣決勝進出者を批判! ピース･ジャルジャルはヤラセ!?

12月12日に東京･両国国技館にて､『M-1グランプリ』の準決勝大会が開催｡
同日､決勝進出者8組と､今大会をもって終了することが吉本興業より発表された｡

『M-1グランプリ』を目標に今まで地道な活動を行なってきた若手芸人達には激震が走ったわけだが､ラストイヤーとなった今大会の決勝進出コンビに､どこか納得がいかない視聴者も多いだろう｡

世の多くのお笑いファンが抱いている不満を､過去3回決勝に進出経験があるトータルテンボスが代弁したかのような発言の数々が話題になっている｡

インターネット放送｢よしもとオンライン｣で放送中の『トータルテンボスのしのびナイトかまわん夜』12月12日放送分は､奇しくも『M-1グランプリ』決勝進出者発表直後だった｡
大会終了に関して初耳の彼らは驚きを隠せなかったが､それよりも触れずにいられなかったのが､決勝進出コンビ8組について｡

のっけから不満気な表情を浮かべていた大村朋宏が
｢何なんですか､あのメンツは! おかしいでしょ～｡確かに僕は見てないですよ｡でも､見てなくても､ソコかと｡｣
と話を切り出す｡

漫才に全精力を注ぎ､NHK『爆笑オンエアバトル』で3連覇を果たしている彼らにとって､『M-1グランプリ』優勝が売れる為の唯一の手段だった｡
だからこそ常に漫才のことを考えてきた｡今回惜しくも準決勝で敗退してしまった中にも､トータルテンボスと同じ価値観を持つコンビは数組存在したことだろう｡

大村朋宏は､決勝進出者8組の中に､漫才に全精力を費やしていないコンビが混じっていることを気に掛けている様子｡
一方､相方の藤田憲右は､
｢よく分からないよね､24組って枠がね｡ワクワクしたけどね｡｣
と今年から新設された準々決勝の影響で､準決勝進出者が激減したことにいささか疑問を示していた｡

そして大村朋宏が､ついに実名を口にする｡
｢俺が違うだろってコンビ名､ピース･ジャルジャルだよ｡おかしいでしょ､世の流れじゃん!｣
｢見ました? ピースの漫才､2年前ですよ｡準決勝に関しては｡何で今頃評価してるんだ､って話ですよ｡今回上げるなら2年前も上げなきゃ｣
と真っ向から正論を展開｡

彼の憤りに藤田憲右も同調｡
｢マジでM-1イケるって思ってる奴は40組ぐらいしかいない｣
と同じ芸人だからこそ分かる裏事情を先ほど明かしたいたが､それを踏まえた上で､
｢漫才にシフトチェンジして1年間やってきたっていうなら分かりますけど､ずっとコントですからね｡｣
とコントを主戦場とするジャルジャルとピースが漫才でも勝ち上がっていることに疑問を呈した｡

ジャルジャル･ピース共に今年9月に開催された『キングオブコント』決勝進出を果たしており､ピースは2位に輝いている｡
当然､コントがメインの彼らは､同大会に照準を合わせてきたはずだ｡

しかも大村朋宏によると､
｢ピース自身が『無理ですよ無理ですよ､ネタないですもん』って言ってるんですから｡それを上げちゃうんだから｣
と本人達も事前に"イケる"とは思っていなかったという｡

｢M-1が最終年でこういうところで落とし所を持って行きたいのかと｡視聴率なりね｣
と現在売れっ子のピースらを決勝進出させることによって"数字"獲得を目論む吉本興業やテレビ朝日側にも矢の矛先を向けるトータルテンボス｡
『トータルテンボスのしのびナイトかまわん夜』の撮影場所は､吉本興業本社内だ｡

ただし終盤には､
｢損するのはジャルジャル･ピースじゃん｣
と､一気に持ち上げられたことにより､万が一決勝で不本意な結果に終わった場合､彼らがドン底に落ちる可能性も示唆｡
芸人の先輩として､事務所から"ゴリ押し"された後の展開も目に見えているのだろう｡

トータルテンボスの心配をよそに､ジャルジャル･ピースは決勝で良い成績を修め自らの手で"ゴリ押し"説を払拭することが出来るのか｡
それとも､大方の予想通り大舞台で散る運命にあるのか｡

決勝進出者が発表されてしまった以上､彼らは自分達の実力のみで命綱を渡らなければならない｡

◆関連ニュース