タモリがお昼では絶対見せない裏の顔! SMプレイや赤ちゃんごっこ!

1982年10月の放送開始から丸30年を迎えるフジテレビ系の長寿番組『笑っていいとも!』｡司会のタモリは30年間に渡り平日正午の生放送を続け､ロクに海外旅行も行けない生活を強いられてきた｡誰もが知る国民的番組に成し得た彼の功績は計り知れない｡

番組30周年を祝福するかのように､2012年度の『FNS27時間テレビ』はタモリを筆頭にいいともレギュラー陣がメインに起用された｡満67歳にして27時間不眠不休を宣言したタモリは､深夜帯のコーナーにもしっかり出演｡｢さんま･中居の今夜も眠れない｣ではビートたけしもスタジオに駆けつけ､"お笑いBIG3"が久々の共演を果たし多くのお笑いファンを楽しませた｡

実はタモリより芸歴が長く先輩だという明石家さんまは､『笑っていいとも!』の前身番組『笑ってる場合ですよ!』に出演していた｡ビートたけしも同じくツービートとして同番組のレギュラーだった｡『笑ってる場合ですよ!』は1980年からの2年間で打ち切り｡お笑いBIG3で最も年長者ながら一番後輩のタモリが彼らの番組を引き継ぐ形で司会に就くと､現在まで約30年も継続しているのだから不思議なものだ｡
明石家さんまは｢横からいきなり入ってきて乗っ取られた｣と冗談交じりに当時を振り返った｡

｢さんま･中居の今夜も眠れない｣には笑福亭鶴瓶も登場｡『笑っていいとも!』に25年以上レギュラー出演中で､彼もまたタモリとの繋がりは深い｡1994年からレギュラーに起用されタモリとの付き合いが長い中居正広ですら知らないタモリの素顔を､明石家さんまと笑福亭鶴瓶はよく知っているのである｡

明石家さんまがタモリを自宅に招いた時､彼の家で餅つき会を開いたのだが､タモリは家に着くと誰にも声を掛けず部屋の中に一人で体育座りで座っていた｡ずっとタモリは黙って他の人が餅つきをする光景を眺めており､明石家さんまの娘が｢ねぇ､タモリは!?｣と大きな声を出していても聞き流していたという｡ようやく彼が声を掛けるとタモリは何事も無かったかのごとく｢よぅ｣と挨拶したとか｡人見知りとはまた違う､何故か寡黙に存在感を消すことがあるようなのだ｡

かと思えば､急に暴走し始める場面もしばしば｡ベロベロに酔うと勝手にSMショーを始めるといい､普通に脱ぎだして､仮面をつけてムチを出して脚を叩く｡明石家さんまがその光景を目にしたときは､フードプロセッサーと一緒に紙袋にロウソクを入れて持ってきていた｡
持参したロウソクを自ら垂らして何かあるのかと思えば､ノーリアクション｡皆が相手にしないと普通にまた服を着るという｡他人に注目してもらえないと本人も楽しくないだろうか｡

タモリ曰く｢異常な事をなるべく普通のようにやる｣拘りがあるそう｡笑福亭鶴瓶の家では､まっ裸になって壺を頭の上に乗せて｢オブジェ｣と言い遊んでいた場面を目撃されている｡
明石家さんま･タモリ･笑福亭鶴瓶･関根勤の豪華メンバーでゴルフに行った際､最終ホールだけ罰ゲームを掛けて対戦したところ､笑福亭鶴瓶が負けて罰ゲームをやるハメになった｡風呂場で他の面々の体を洗うことになり､タモリだけは太腿の上に頭を乗せる体勢の所謂"赤ちゃん洗い"をしてもらったという｡タモリは何食わぬ顔で洗ってもらっていたが､笑福亭鶴瓶は他の一般客が入ってくると｢これ罰ゲームなんで｣と釈明したという｡

タモリがテレビ朝日系『タモリ倶楽部』やNHK総合『ブラタモリ』で見せる多ジャンルに富んだ知識量は､何事にも動じず体感する好奇心旺盛さが根本にあるからかもしれない｡

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