早海さんと呼ばれる日
[第8話]
03/04放送

恭一(井ノ原快彦)は企画部に異動になった。そこは結婚前に優梨子(松下奈緒)が所属していた部署だ。慣れない職場で思うように仕事ができず恭一は落ち込んでしまう。

恵太郎(船越英一郎)の喫茶店・ガテマラには近所のお馴染みさんが集まり、“ガテマラ祭り”の話題で盛り上がっていた。“ガテマラ祭り”とはに常連客たちが「ガテマラ祭りをやろう」と持ちかけていた。

ガテマラ祭りとは、太郎と妻・陽子(古手川祐子)がガテマラのオープン記念に、毎年3月1日に開催していたパーティのこと。しかし恵太郎は全く乗り気がしない。金銭的な負担があったからだ。その話を聞いた優梨子は自分がやりくりして“ガテマラ祭り”を開催すると言い出す。3月1日は優梨子と恭一が付き合い始めた記念日でもあったからだった。

夜、仕事から帰ってきた恭一は元気がない。話を聞いた優梨子は協力を申し出るが、恭一は「自分でがんばる」と言う。

ある日、恵太郎は街で優三(森永悠希)を見かけ声をかけようとするが、優三が路地裏に入ってしまった。路地裏を覗いてみると、優三が翼(松本隆志)と手をつないで歩き出したのだ。男同士が手を繋いでいる様子を呆然と見つめる恵太郎…。

仕事で恭一はデザイナーの鳥谷秋彦(高橋一生)と“新キャラクター”の打ち合わせをするがうまくいかない。

その頃、ガテマラ祭りの開催に向けて頑張る優梨子は、ご近所さんからかつて恵太郎は酒やパチンコを全くやらなかったことや、夫婦仲が良かったなどの話を聞く。

なかなか乗る気にならない鳥谷に対して、ころころとキャラクターの動物を変えてみたり、いつもご機嫌をとるような話しかしない恭一に対して鳥谷はついに怒り出す。そして「仕事を断る」と言ってくる。それを知った上司に恭一は怒られる。なんとか恭一の失敗をフォローしようと奔走する同僚達を見て、恭一はさらに落ち込んだ。

“ガテマラ祭り”の相談をするために優梨子は陽子のもとを訪ねる。いろいろ教えてもらっているうちに、陽子の家族に対する想いが伝わってきた優梨子は、陽子に“ガテマラ祭りのチラシ”を手渡し「一緒に家族写真を撮りたい」と言って帰宅した。

“ガテマラ祭り”が始まった。恵太郎は“陽子が家に帰ってくるかもしれない”と期待していたが、結局、陽子は帰ってこなかった。

一方、全く仕事がうまくいっていない恭一だったが、心配する優梨子に「順調」と嘘をつく。しかし優梨子は鳥谷から「仕事を断った」というメールを受け取っていた。

翌日、恭一を仕事に送り出した後、優梨子の携帯に鳥谷から連絡がくる。

その頃、恵太郎は自分のパソコンに送られてきた怪しいメールを開いていた…。



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キャスト
早海優梨子 / 松下奈緒(まつしたなお)
両親に大切に育てられた一人っ子のお嬢様。
一見気が強い自信家に見えるが、あまり怒られたことがないため怒られると弱い。
結婚したら夫のそばでいつも助けてあげることが夢だった。
大手おもちゃメーカーでバリバリと仕事していたが、恭一からプロポーズされあっさり寿退社する。
夢にまで見た新婚生活と思った矢先に恭一の母親が失踪し、恭一の実家で男ばかりの家族の面倒を見ることに。
早海恭一 / 井ノ原快彦(いのはらよしひこ)
優梨子の元恋人で、現夫。早海家4人兄弟の長男。
優梨子と同じおもちゃメーカーに勤務している。生真面目で心優しい性格。
一見気弱だがいざというときは長男としてビシット物申すことも。
早海研二 / 要潤(かなめじゅん)
早海家の二男。一流電機メーカーで働いているが、実は契約社員。
明るくチャラい性格で、仕事も彼女もコロコロ変わる。
楽観的で口がうまい自由人だが、本当は気が小さいところもある。
早海馨 / 中丸雄一(なかまるゆういち)
早海家の三男。就職活動中の大学4年生。
面接に落ち続け、内心焦りまくっているが表には出さない。
苦労知らずの優梨子を恨めしく思うこともある。
早海家の中では一番家事が得意。
早海優三 / 森永悠希(もりながゆうき)
早海家の四男で、中学2年生。
野球部の練習に打ち込む、ごく普通の中学生。
しかし部活仲間の男子に告白され、それ以来その男子が妙に気になってしまい、
「オレは男が好きなのか?」と悩むはめに。

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