LADY〜最後の犯罪プロファイル〜
[第8話]
02/25放送

自主映画祭に出展されたDVD映像のプロファイルを所轄から頼まれたCPS。その映像は、3人の女性が雑木林の中を何者かに追われて必死で逃げ回っているところを撮影したもので、女性が捕まった瞬間、恐怖に顔を歪めたシーンで終わっていた。

分析の結果、事件性があると判断したCPSは、本格的なプロファイルを開始する。

分析をしている最中、映像に映っていた3人のうち2人の遺体は1年前にすでに発見されていたことがわかり、犯人・星野貴行(遠藤要)も逮捕されていた。

それらのことから、捜査員たちは3人の殺害全てが星野の犯行と断定、既に逮捕している容疑者を追及する。しかしCPSは、未だ遺体が発見されていない残りの1名については別に真犯人がいると分析する。チーフ・結城(木村多江)が再捜査を願い出るが、既に容疑者確保ということで却下されてしまう。すでに犯人を逮捕しているだけでなく、遺体も発見できていないのでは動けないというのだ。

星野には1審、2審で既に死刑判決が出ていたが、星野は「冤罪」を訴えて、無実を主張していた。

警察が動かない以上、CPSのメンバーで、行方不明になっている1名の遺体を探すことにする。新堀(平岡祐太)の分析で、遺体が遺棄されている可能性が高い山中を絞り、捜査する。こうして3人目の遺体が発見された。

こうして事件は再捜査されることとなったが、警察は、これが連続殺人の可能性があることを認めず、怨恨の線で捜査を開始する。一方、CPSは連続殺人の可能性が高いと判断する。

犯人の行動を分析し、マリエ(須藤理彩)が囮になり犯人を捕まえようとするが、結果、マリエが襲われてしまう。

プロファイリングのミスに責任を感じた翔子(北川景子)は、辞職することを考えるが、結城に諭され、捜査を継続する。そしてついに、真犯人・山岸卓也(戸次重幸)の逮捕に至るのだった。

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キャスト
香月翔子 / 北川景子(きたがわけいこ)
現場主義・行動派の新人プロファイラー。

FBIアカデミー出身で、日本のプロファイルがリバプール方式で主流であるのに対し、
翔子はFBI方式でプロファイリングを行う。
FBI方式特有の、犯行時に犯人が抱いていたファンタジー(空想)を読み解く事にこだわりを持っており、
時には犯人の心理にシンクロしすぎて行き過ぎてしまう事も…。

殺人事件マニアであり、ありとあらゆるシリアルキラーの知識がある。
また、事件に関係のない事もプロファイリングしてしまうプロファイルおたく。

大学1年生の妹・舞子と2人暮らし。
母親は大阪におり、心理学者であった父親を火事で亡くしている。
結城晶 / 木村多江(きむらたえ)
上下なくフェアに意見を聞き入れ、チームを大切にするCPSの厳しくも優しいチーフプロファイラー。

日本にはプロファイリングチーム設立が不可欠だと思っており、
幼い頃から正義の仕事に就きたかったため、CPSの設立はまさに彼女の希望であり夢だった。
新堀圭祐 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
2つの博士号を持つ天才。
犯罪を数値化し、犯罪統計と犯行形態を分析する事で犯人像を推定していく。

地理的プロファイリングも専門としており、犯行予測エリアや犯人の居住エリアなどを導いていく。
上下関係なく自分が思った事はすぐに意見してしまい、空気が読めない事もある。

几帳面な性格で、身の回りも整理・分析する事が癖になっている。
プライドが高く負けず嫌いで、翔子とのプロファイル方法で意見が対立。

同世代という事もあり、翔子には特にライバル心を抱いているようだ。

寺田毅彦 / 要潤(かなめじゅん)
法医学の知識を用いて、現場の遺体などから殺害方法、犯行手段、殺害意志の強さを読み取っていく。
遺体が何よりの証拠だと、遺体を真っ先に見る流儀。

表情分析を駆使しして些細な表情の変化から人間の感情を読み取る事が出来る。
チャラチャラした言動が目立ち女好きであるが、実は既婚者。1児の父で、家族思いな一面も。

自信家な性格で、日本の科学捜査を変えたいという野心を持っている。
それには何より個人で実績を残す事が大事だと考えているため、チーム主義の結城に反発して対立する事もある。
柘植正樹 / ユースケ・サンタマリア(ゆーすけさんたまりあ)
捜査第一課第五強行捜査班をまとめる係長。

特別捜査や重要未解決事件を捜査するのが本来の彼の仕事だが、
今は捜査権を持たないCPSへの捜査協力を命じられている。

プロファイリングやCPSの存在を否定はしないが、安易に認めてもいない。
しかし犯人逮捕に使えるとあれば全力でバックアップし支えるフェアな男。

キャリア組でエリートであるにも関わらず、出世組から外されてしまったのには理由があるようだ。

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