セレブと貧乏太郎
[第6話]
父・總一郎が倒れたという一報を聞いたアリス（上戸彩）は、急遽、ニューヨークへ旅立った。ところが現地で待っていたのは継母・真紀子（若村麻由美）だけ。總一郎は風呂で倒れただけの事故で、もう既にロシアへ渡航したあとだった。11/18放送
拍子抜けするアリスに「總一郎は引退を決意した」と告げる真紀子。そして、美田園ホールディングスは実質的に自分が掌握したと宣言する。「今までのような勝手はさせない」真紀子の言葉に腹を立てたまま、アリスは日本に帰るために飛行機に乗り込んだ。
日本に帰国する途中、アメリカで大人気のファッションリーダー・ジェシカ（村川絵梨）が日本に進出してきたことを知ったアリス。ジェシカはアリスに負けず劣らずのセレブだった。ジェシカのブランド『ラブ・ジェシカ』が、日本の若者の間でブームになろうとしていた。ジェシカとアリスは偶然、空港でバッタリ遭遇してしまう。なんと、ジェシカの傍には後藤田（柏原崇）がついていた。ジェシカはアリスに「後藤田は渡さない！」と宣戦布告し、空港をあとにする。
そんなある日、アリスとジェシカがコンペで争うことが決まる。アルム公国の大プリンセス、クララ（アヤカ・ウィルソン）の社交界デビュー用ドレスのデザインを決定するコンペだ。コンペが決まると、ジェシカは“ラブ・アリス”社員の引き抜きにかかった。スカウトされた社員達はジェシカ側の高待遇に次々と“ラブ・アリス”を辞めてしまう。
アリスの窮地を見かねた太郎は後藤田のところに行き、「どうしてアリスを守らないのか」と太郎を問い詰める。ところが後藤田は「自分達の関係は、君には理解できない」と言いきった。さらに「アリスは昔も今も独りきりだ」「心配なら、君がアリスを守ればいい」と言う。
大使館にアリスとジェシカが招かれる。プリンセス・アリスも同席していた。大臣達は「ヨーロッパの貴族らしい気品あるドレス」を希望する。ジェシカは大ハリキリだ。アリスはプリンセス・クララにドレスの希望をたずねた。アリスの問いかけにクララは嬉しそうに答えようとするが、その度に大臣が口を挟んでしまい、クララは自分の希望を言うことができない。しまいには、クララは下を向いて黙り込んでしまった。
アリスとジェシカのコンペ対決はマスコミも注目の的になっていた。前評判ではジェシカが一歩リード。社員を全てジェシカに引き抜かれたアリスは１人でデザイン考案をしていたが、なかなか作業が進まない。そんなアリスを心配した商店街の仲間がアリスを応援するためにやってくるが、イライラしているアリスはｍ彼らを心ない言葉で追い返してしまう。「素直に喜べばいいのに」という太郎にも「放っておいて」と言い放つ、アリス。
「素直に喜べばいいのに…」5年前、同じ言葉を後藤田にも言われたことを、アリスは思い出した。
もう一度、アリスはクララのもとを訪ねた。大臣が退室したあと、2人きりで採寸をはじめるアリスは、普段“いい子”を演じているクララの意外な一面に触れ、クララのためのドレスを作ると決意する。
アリスが会社に戻ると幸子（国仲涼子）が…。幸子はラブ・アリスの社員としてやってきたと言う。2人でドレスのイメージをまとめていると、幸子は太郎の子供達の服を繕っている話をする。幸子の話とクララの素顔…アリスはドレスのイメージが浮かんだ。
コンペの日。ジェシカは伝統的なドレスを発表する。対するアリスは大臣が口にしていた“伝統”とは無縁の斬新なデザインだった。ところが、アリスのデザインは審査員達には大不評。ネット調査でも圧倒的にジェシカ支持が大半だった。
ところが…プリンセス・クララが選んだのはアリスの服だった。アリスは幸子の話から“クララの母親が着ていた服”をリメークし、さらにクララの趣味からデザインを練り上げたものだった。結果、アリスのデザインが得選ばれる。
コンペの帰り道、アリスの車がエンストを起こした。怒り出すアリスだったが、目の前のレストランを見つけると「あそこで待っている」と言い残して行ってしまう。そのレストランはかつて後藤田と一緒によく訪れた思い出の場所だった。
レストランで後藤田がよくピアノを弾いてくれたことを思い出しながら店内に入ると、“後藤田との思い出の曲”が流れている。見ると、ピアノを弾いていたのは後藤田本人。アリスは後藤田の隣に座り、5年前のように、そっと肩に寄り添った…。
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多くの人が注目する“和製パリス・ヒルトン”それがこの平田アリスである。
父は世界のホテル王、母は女優として活躍している超一流一家。
超セレブの彼女は、何不自由ない環境で育ったため“我慢”という言葉を知らない。当然世間からは遠くかけ離れた生活を送っていた。
そうなれば当然彼女の周りにはパパラッチが集まる。その目的はもちろん男関係。
スポーツ選手に歌手や俳優。更には大物政治家まで彼女の周りでは男の噂が絶えなかった。
そんな彼女に対してもちろん世間の一部から批判の声が上がるのだが、あまりにも住む世界が違いすぎて、世間の大半は彼女のことを好意的に受け入れていた。
古びた一軒屋で3人の子供たちと暮らすスーパー貧乏な男。
6年前に愛する妻を亡くしてからというもの、子供たちには不自由な想いはさせられないとなんとか食いつなぐ毎日を送っていた。
仕事には就いているものの、年収が200万を下回る“ワーキングプア”で、子供3人を一度に面倒見るのはなかなか厳しいものがあった。
しかし、そんな状況ではありながらも人一倍ポジティブな彼の性格で決して暗い表情を見せることはなかった。
そんな彼があるキッカケで“和製パリスヒルトン”と出会うことになり…。
太郎とは幼なじみ女性で、亡くなった太郎の妻・優希と共に、当時野球部のマネージャーを務めていた。
昔から太郎のことが好きだったが、優希も太郎に想いを寄せていることを知り、恋愛に奥手な彼女は自ら身を引いたという過去がある。
もちろんこのことは太郎に知られていない。
現在は、デザイナーになる夢を持って『ラブ・アリス』の派遣社員として働いている。
イケメンで周りからの人気が高い起業家の男。ルックスだけでなく仕事もバリバリこなすデキル男。
アリスの元カレである。
現在はニューヨークを本拠とする会社の社長を務めているのだが、ある目的を持って今回日本に帰国してきた。
アリス専属のホテルで彼女の世話係として働いている女性。
ミスが多くしょっちゅうアリスに怒られている。
しかし、長年この仕事をしている為、アリスのことは誰よりもよく知っており、時に良き相談相手としても活躍する。
アリスに張り付く正体不明のパパラッチ。
後藤田とアリスの熱愛スクープもこの男によるものである。
その後もアリスにやたらと張り付いており、何か大きな秘密を握っているかもしれない…。
太郎の幼なじみで中学時代は2人で野球部に所属していた。
両親が蒸発したのをきっかけに中退。それからは家業の鮮魚店を営み生計を立て、弟の面倒をみている。
どんなに大変な家庭環境でも決して笑顔を忘れないみんなの人気者である。
太郎は彼を訪ねては悩み事の相談ばかりしている。
『ラブ・アリス』で正社員として働いている女性。
なんとかアリスにデザイナーとして認めてもらおうと一生懸命に働いている。
しかしそのほとんどが空回りで落ち込んでばかりな彼女である。
『ラブ・アリス』で正社員として働いている女性。アリスと同様に、昔から育ちも、何をさせてもしっかりさが伝わってくる魅力ある女性である。
アリスの実母が亡くなった後、後妻として美田園家に入った女性。
生まれ持った美貌とビジネスセンスを駆使して現在では絶対的な地位を築いている。
そんな彼女が支配欲も人一倍強い為、同じグループ内でアリスが自由奔放にビジネスをしていることが気に入らない。
そんな彼女はある計画を持っている…。
幸子の父で大衆食堂『だるま』を経営している。
優希が亡くなってからは、佐藤家の世話をよく見てくれている。
普段は無口で怖そうな男性だが、いざという時は頼りになり、太郎の兄貴的存在である。
彼の一人娘である幸子が太郎に恋心を抱いていることはしっているのだが、どう手助けしてやればいいか分からない。
アリスの秘書として働いている男。
アリスが生まれて間もない頃から、彼女の世話や教育をしている。
自由気ままなアリスに手を焼きながらも、実の父親以上に彼女のことを気にかけている。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
