広島･前田健太､交流戦防御率は0点台! 3年ぶり勝ち越しに望みつないだ!

【セ･パ交流戦ロッテ 3-6 広島 QVCマリン】

広島の前田健太投手が14日､敵地でのロッテ戦に先発｡
8回4安打1失点の好投で､交流戦最後の登板を白星で飾った｡

前回登板に続き中5日での先発となった前田健は､初回から得点圏に走者を背負うなど我慢の投球｡
3回には井口に左前適時打を打たれ1点を失った｡

それでも､調子の出ないエースを打線が援護｡
3-1とリードして迎えた5回､1死二､三塁の場面で､代打･前田智徳が貴重な追加点となる中犠飛｡
同姓の先輩の一打に前田健も､
｢あの犠牲フライのおかげで､すごく楽になった｣(デイリースポーツより)
と感謝した｡

その後､尻上がりに調子を上げた前田健は､8回を投げ4安打7奪三振1失点｡
自身交流戦最後の登板を白星で飾り､チームトップの6勝目を挙げた｡

これでチームは引き分けを挟んで3連勝｡
残り2試合となった交流戦の成績は9勝10敗3分けで､2009年以来となる勝ち越しの可能性を残した｡

交流戦の防御率0.92という驚異的な数字を残した前田は､
｢いい感じで終われた｡パの方が強いと言われるのはイヤだったし､抑えられて良かったです｣(同)
とコメント｡
チームは主砲のニック､選手会長の東出ら故障者が続出しているが､
｢本当に一丸となって戦えてます｣(同)
と力強く語った｡

3年ぶりの交流戦勝ち越しに向け､エースの力投はチームに勢いを与えたはずだ｡

(2012年6月15日)

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