新参者第1話あらすじ完全版

新参者

[第1話]

04/18放送

人形町の日本橋警察署に、練馬警察署の加賀恭一郎（阿部寛）という刑事が赴任してきた。
独自の視点を持ち、数々の難事件を解決してきた彼は"新参者"として、人形町を歩いて回る。

そんな矢先、殺人事件が起こった。
被害者は一人暮らしの峯子（原田美枝子）。彼女もまた日本橋へ引っ越してきたばかりの新参者だった。

現場には服から取れたらしいボタンと名刺が落ちていた。
加賀は捜査一課の小嶋（木村祐一）や松宮脩平（溝端淳平）と捜査に加わることに。
加賀と松宮は名刺の男、保険営業マンの田倉（香川照之）に会いに行く。

田倉が峯子が殺される直前に彼女の家を訪れ、保険について説明していたという。
現場を去ったのは５時半。その後、親しくしている煎餅屋・あまからへ行き、聡子（市原悦子）の入院給付金の手続きををした。
聡子の診断書を受け取った後、会社に戻り、６時半に退社したという。

だが、田倉の部下は彼が退社したのは６時だったと証言。
田倉にはこの30分の間のアリバイがなく、十分に犯行も可能だった。

峯子には別れた夫の清瀬（三浦友和）がいたが、もう連絡は取っていないと言い、当日のアリバイも秘書が証明。
息子もいるが、やはり会っていないと言う。だが、彼は秘書と口裏を合わせて、何かを隠していた。

その後、加賀と松宮はあまからへ行き、田倉について確認。
孫娘の菜穂（杏）は田倉のボタンが取れていたことを言いかけるが、彼をかばって口をつぐむ。

後日、菜穂は向かいの喫茶店からあまからを監視しているような加賀を発見。
何をしているのかと追及された加賀は、道行く人を観察しているのだと答えた。
駅に向かう人はコートを着ていて、逆に会社に向かう人はコートを脱いでいることが興味深いと加賀は言う。

一方、松宮はボタンを買っている田倉を見つけ、現場のボタンは彼のものだと断定。
あまからへ向かった田倉を追いかけ、任意同行を求めた。
すると、そこに加賀も現れ、田倉は嘘をついていると指摘。
事件当日、田倉があまからに来た時、コートを着ていたことから、会社へ戻る途中ではなく、帰社した後だろうというのだ。

だが、田倉が嘘をついていたのは殺人犯だからではなかった。
聡子の病気は実はガンだったが、息子の文隆（小林隆）はそれをパリ留学を控えた菜穂に知られたくなかった。
そこで、病院で嘘の診断書を作ってもらい、菜穂から田倉に渡させた。
本物の診断書は文隆が後で直接、田倉に渡していたのだ。それが30分の空白のできた理由だった。

そのことを知った菜穂はパリ留学をやめようとするが、聡子は夢を叶えたいのなら行けと言う。

やがて、殺人容疑の晴れた田倉の証言で、峯子が加入を考えていた保険金の受け取り人に容疑がかかる。
その頃、清瀬の会社の税理士・岸田（笹野高史）が清瀬の息子・弘毅（向井理）のもとを訪ねていた。

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