夜光の階段
[第9話]
06/18放送

フジ子(夏川結衣)は房江(余貴美子)に遺書めいた手紙を残して失踪。
そんな中、道夫(藤木直人)の母・槙子(柏木由紀子)の容態が急変し、息を引き取る。

フジ子から連絡を受けた道夫は彼女がいる山中湖へ。
道夫は裁判ですべてを打ち明けると言うが、フジ子はそれを認めず、湖に身を投げる。
道夫はフジ子を助けようと飛びこんだ。
だが、病院で目覚めた道夫はフジ子が亡くなったことを知る。
警察は道夫がフジ子を殺したと疑っていた。

一方、桑山(小林稔侍)の娘の亜希(田丸麻紀)が、岡野(石井正則)のもとに妻の和子(三浦理恵子)を連れてくる。
心神喪失状態で裁判の続行が困難とも思われた岡野だったが、和子の前で自分は幸子(木村佳乃)を殺してなどいないと告げた。

フジ子や槙子の葬儀を終えた道夫は、早苗(池内淳子)の後継者としてニューヨークに発つことを決意。
出発前日、すべての準備を終え、道夫はついに証人席に着く。

フジ子は自分が幸子を殺したという手紙を残していた。
道夫はフジ子が自分をかばうために書いたのだと言う。
フジ子も幸子も殺しただろうと追及する桑山に対して、道夫はそれを否定。

だが、証拠として、道夫がトモ子(原幹恵)殺害を告白するテープが流される。
幸子のパソコンに残されていたものだった。
犯行を否認して法廷を去ろうとする道夫に、桑山は槙子はなぜ現れたのかと尋ねる。
すべてを知っている槙子は道夫に罪を白状して、償ってほしかったのではないかと言う。

それを聞いた道夫は証人席に戻り、涙を流しながらフジ子以外は自分が殺したと白状した。
閉廷後、道夫は自分の店に向かおうとするが、それは叶わぬまま刑事に身柄を拘束される。
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キャスト
佐山道夫 / 藤木直人(ふじきなおひと)
美容室「ムラセ」に務める新進気鋭の若手美容師。幼い頃に母親が蒸発したため母親の愛情を知らないで育っており、九州から東京に出てくるまでの過去はほどんどが不明。一流の技術とセンス、そして美貌で女性たちを虜にし、美容界の頂点を極める野望を抱く。
枝村幸子 / 木村佳乃(きむらよしの)
婦人雑誌「女性回廊」の編集者。彼氏と別れた直後に偶然入った「ムラセ」で道夫と出会い、今まで会ったことがないタイプの道夫に強く惹かれる。道夫に恋をし、仕事がら持つ芸能界との強いコネクションで道夫をバックアップしていく。
福地フジ子 / 夏川結衣(なつかわゆい)
週刊誌「フラッグ」の編集者で、幸子の友人。とある理由から恋愛に興味を失っており、美しい女性だがいつも中性的な格好をしている。幸子が道夫の名前を出したときの反応から、どうも彼の暗い過去を知っている節がある。
丸岡房江 / 余貴美子(よきみこ)
東京高等検察庁の検事で、桑山の同僚。桑山と同じように道夫の過去に興味を持ち、ときには桑山の調査に手を貸すこともある。
波多野雅子 / 室井滋(むろいしげる)
証券会社の社長夫人。夫の金を使って暇を弄ぶ有閑マダムで、道夫にかなり入れ込んでいる彼の客の一人。道夫の独立資金を出し、独占しようとしている。
桑山信爾 / 小林稔侍(こばやしねんじ)
東京高等検察庁の検事。5年前に担当した福岡地方検察庁の事件に道夫が関わっているのではないかと疑っており、道夫について調べ回っている。

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