Mother第1話あらすじ完全版

Mother

[第1話]

04/14放送

鈴原奈緒（松雪泰子）は35歳。
渡り鳥の研究に没頭し、そのほかのことには無関心。
もちろん、男性にも興味など全くない女性だった。

そんなある日、奈緒の勤めていた研究所が閉鎖となる。
急に職を失った奈緒は、収入を得るため小学校の教師となった。
教師を選んだのはあくまでも収入のため。子供には興味がなかった。

そんな新任担任の奈緒が受け持ったクラスで、運命的な一人の児童と出会う。
少女の名前は道木怜菜（芦田愛菜）。

怜菜は奈緒をよく慕ってきた。
奈緒はそんな怜菜のことを心の中で鬱陶しがった。意識的に遠ざけるようにしていたが…。

ある日、奈緒は怜菜の体にアザを見つける。
それから注意して怜菜のことを見るようになっていくが、次第に怜菜の家族の虐待を疑うようになる。

奈緒が疑ったとおり、怜菜は身内から虐待を受けていた。
怜菜の家族は少し複雑で、怜菜の両親が離婚、怜菜は母親・道木仁美（尾野真千子）に引き取られた。その後、仁美は浦上真人（綾野剛）と交際を始めるのだが――怜菜は真人から虐待を受けていたのだ。

真人はスナックのオーナーだが経営がうまくいかず、このところは仁美のヒモ状態。道木のアパートに入り浸っている状態だった。そこで怜菜は真人から殴る蹴るの暴力を受けていたのだ。

怜菜は殴る蹴るなどの暴力を受け、時にはゴミ袋に詰めることも…。

ところが、健康診断で体にアザがあり栄養失調の怜菜を見ても、学校の保健の先生は見てみぬふりをする。関わるのが面倒くさいようだった。児童相談所も相手にしてくれない。

ある日、奈緒が怜南の家を訪ねると、なんと怜南がゴミ袋に捨てられているではないか…。
驚いた奈緒は、怜南を助け出す。

奈緒が怜菜に「どこか行きたい場所は」とたずねると、怜菜は「あかちゃんポスト」と答えた…。

怜菜が好きな動物は、奈緒と同じ「渡り鳥」だった。
渡り鳥を見た怜菜は飛び立つ鳥に向かって「私も連れてってー！　私も連れて行ってー！」と叫んだ。

それを聞いた奈緒は、怜菜を誘拐することを決意する。
怜菜の母親になることを決めたのだ。

「私あなたのお母さんになろうと思う。あなたとふたりで生きていこうと思う。」奈緒は怜菜に語りかけた。

――二人で逃げよう!!

海から落ちたように偽装し、２人は別の街へと逃走した。

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