相棒season8
[第7話]
社会保険庁の係長・藤石正輝(江藤大我)がホテルの部屋から窓枠ごと落ちて即死した。12/02放送
即死現場から警視庁捜査二課の人間の名刺が見つかった。
捜査を進めようとするが、どうも警察上部からの指令で捜査できない。警察上部は自殺で終わらせようとしているように感じられる。
藤石の死亡現場から出てきた名刺の人物に藤石との関係を問いただすと、接触しているのは事実だが、上部の人間から口止めされているとの事だった。
藤石は何らかの情報を握っているのか･･･。
藤石は自殺ではなく殺人だと疑っている右京(水谷豊)は、その後尊(及川光博)と共に藤石が勤めていた社会保険庁を訪ねた。
そこで、「人殺し」と叫ぶ女性・亜由美(久遠さやか)と出会う。
捜査二課にもう一度藤石について聞きに行った右京と尊。そこで新たな事実が発覚した。なんと、藤石は横領していたらしい･･･。
藤石の頭のケガの鑑定結果が出た。
･･･頭をケガさせたのは窓ガラスではなかったという結果だった。
その時、部屋の外で亜由美が突然倒れた。そして、
「私が藤石さんを殺しました」
と自白したのだった。
亜由美がもらったプレゼントは陶器またはガラスの何かだったという。不正を告発し仕事をやめるという藤石に対し亜由美はそのプレゼントを投げてしまったのだった。
凶器に付着していた指紋の持ち主が分かった。前科のある「六原」という男のものだった。
「六原」の捜査のために、でっち上げ捜査をすることにした右京たちは、六原の事務所に乗り込んだ。
そこで、社会保険料の不正を証明する書類を発見、藤石とのかかわりを突き止めた。
藤石は死んだ暴力団関係者の年金を着服していたのだった。
藤石はなぜこんなことをしていたのか。
藤石が年金の横領をしていたのではなかった。
何者かが、藤石の名を借り横領、暴力団と取引していたのだった。
「横領していたのは藤石ではない」
右京はそう言った。
「藤石さんを殺害したのは柴田課長ですね」
横領していたのは藤石の上司・柴田だった。
なぜ分かったか･･･
柴田は窓ガラスを「外した」と犯人以外に知り得ないことを以前に話していたのだった。
観念した柴田。
「横領は上からの通達だった」
そう言った。
保険料の納付率を上げるためのマニュアルを作ったのも上からの指示だったようだ。
藤石からホテルに呼び出された柴田と六原は、告発を恐れて藤石を殺害したのだった。
その頃亜由美は後悔していた。
なぜ職を失ってもずっとそばにいると言えなかったのかと･･･。
突然のプレゼント･･･、藤石は亜由美の妊娠を知っていたのではないだろうか･･･。
正義の告発は藤石の覚悟だったのかもしれない。
03/11
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特命係の係長。
周りからは変人扱いされることも多い。
抜群の名推理で、次々と難事件を解決している。
亀山薫(寺脇康文)がいない今シリーズから、神戸尊(及川光博)と新コンビを結成。
警察庁警備局警備企画課・課長補佐（警視）として順調に出世をしていた人物。
しかし突如上層部の命令で特命係の杉下右京の実態を調査することになった。
二階級特退し警部補となり、警視庁・特命係へと島流しされる。
上司に盾は突かないが、しっかりと意見は言うタイプ。
スポーツカーを乗り回している(運転は乱暴)。
遺体を見ることは苦手。
警察庁の超大物幹部。
特命係の誕生に関わっているらしい。
警察庁の幹部としては型破りな存在で、表立って捜査ができない事件などを特命係にさりげなく持ち込んでくる。
右京の元妻。
小料理屋「花の里」を営んでいる。
離婚後も右京に安らぎを与える存在。
事件にはまったく無関心の彼女の言葉が、ときには事件解決のヒントとなることもある。
抜群の腕をもつ鑑識。
右京らの難しい要求にも応えてくれる。
趣味は落語(右京と同じ)で、右京とは落語のCDを貸し借りすることも。
捜査一課よりも先に鑑識結果を教えてくれることもあるくらい特命係に協力的。
よく特命係に油を売りに来ては、勝手にコーヒーを飲んでいる。
さりげなく捜査情報を提供してくれることもある人物。
担当は麻薬捜査である。
数少ない特命係の理解者でもある。
警視庁の内部で警察官の不正を捜査している。
無表情のまま身内を裁くため、冷たい男のように見える。
右京には一目置いており、密かに上層部の判断を事前に知らせて危機を回避させようとする。
警視庁刑事部捜査第一課所属。
特命係のことをよく思っておらず、邪魔者扱いする。
伊丹と同じく、特命係の動きが何かとカンにさわるようで良く思っていない。
だが、右京の才能は密かに認めている。
伊丹と三浦の後輩で、2人に指示されて動き回っている。
彼にとっては元特命係の薫も先輩の一人だった。
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