相棒season8
[第19話]
03/11放送

右京(水谷豊)の監視という任務に対して、尊(及川光博)は疑問を感じ始めていた。

そんな中、帝都物産の社員・早乙女(木川淳一)が会社のビルから転落死。
自殺の可能性もあったが、遺書はない。
監視カメラの映像には転落直後に急発進した車が映っていて、その所有者を捜査。
警備会社に勤める岩井(永野典勝)という男だと分かるが、彼は何も知らないと言う。
その警備会社に警察庁から天下りした宇田川(清水章吾)の圧力で捜査は進展しない。

一方、尊は大河内(神保悟志)からオービスの誤作動が急増していると知らされる。
制限速度を守っているにもかかわらず、フラッシュが焚かれるのだ。
テストプログラムに原因があるようだった。
尊は警察庁警備局時代の部下の香(水野美紀)と接触。
防犯カメラ顔認証システムについて尋ね、彼女に連絡先を渡す。

早乙女が転落死する2分前に岩井と会話している映像が見つかった。
右京は岩井に会いに行くが、会社を休んでいたため、彼の自宅へ。
すると、香から呼ばれた尊が先に来ていた。そこには岩井の遺体があった。
香が仕事の打ち合わせに来たところ、岩井が死んでいたという。死因は服毒死。
パソコンから岩井以外の指紋が検出され、データを盗もうとした人間がいると推測された。
実際、岩井のパソコンからは顔認証プログラムが消えていた。

尊は右京に顔認証システムについて話す。
オービスなどを通じて24時間監視できるシステムで、尊が担当し、香に引き継がれていた。
今年4月に法案成立の予定だったが、尊がシステムの異常を理由に期限を延長。
その後、尊は特命係に行かされた。システム導入に反対する尊を追い出した可能性がある。
そう言って、尊は右京に特命係の内偵をさせられていたことも暴露した。

右京と尊が岩井の葬儀に出向くと、自分のペンを取り出して記帳する弔問客がいた。
そんな中、香が一課の事情聴取を受けることになり、彼女は尊になら話すと言う。

香は警察庁と首都警備保障が裏でつながっていることを明かした。
さらに、早乙女には産業スパイの疑いがあり、認証システムで違法に捜査したと告げる。
香は上司から、余計なことをしゃべるなと責められる。

やがて、右京は岩井の葬儀にいた自前のペンの男を訪れる。
そのペンは隠しカメラで、岩井の会社の人間を記録するため、芳名帳を撮影していた。

男は産業スパイで早乙女に接近して、情報を入手。早乙女はそれがバレて自殺していた。
男はそのことを知る岩井を殺し、次に利用する人間を探すべく葬儀に現れたのだ。

だが、この産業スパイの事件については立件されなかった。
立件されれば顔認証システムが頓挫してしまうと、警察庁が危惧したのだ。

捜査は終わり、尊は警察庁に戻るよう、命じられた。
香が依願退職扱いとして、処分されたのだ。
それでも、香は最後に警察官らしいことができたと満足していた。

右京は小野田(岸辺一徳)から顔認証システムについて任せたいと言われるが、断る。
尊もまた警察庁復帰を断っていた。
こうして、ふたりは改めて、特命係の「相棒」となった──。
03/11 第19話


03/03 第18話


02/24 第17話


02/17 第16話


02/10 第15話


02/03 第14話


01/27 第13話


01/20 第12話


01/13 第11話


12/16 第9話


12/09 第8話


12/02 第7話


11/25 第6話


11/18 第5話


11/11 第4話


10/28 第3話


10/21 第2話


10/14 第1話

キャスト
杉下右京 / 水谷豊(みずたにゆたか)
特命係の係長。
周りからは変人扱いされることも多い。
抜群の名推理で、次々と難事件を解決している。
亀山薫(寺脇康文)がいない今シリーズから、神戸尊(及川光博)と新コンビを結成。


神戸尊 / 及川光博(おいかわみつひろ)
警察庁警備局警備企画課・課長補佐(警視)として順調に出世をしていた人物。
しかし突如上層部の命令で特命係の杉下右京の実態を調査することになった。
二階級特退し警部補となり、警視庁・特命係へと島流しされる。
上司に盾は突かないが、しっかりと意見は言うタイプ。
スポーツカーを乗り回している(運転は乱暴)。
遺体を見ることは苦手。
小野田公顕 / 岸部一徳(きしべいっとく)
警察庁の超大物幹部。
特命係の誕生に関わっているらしい。
警察庁の幹部としては型破りな存在で、表立って捜査ができない事件などを特命係にさりげなく持ち込んでくる。

宮部たまき / 益戸育江(ますどいくえ)
右京の元妻。
小料理屋「花の里」を営んでいる。
離婚後も右京に安らぎを与える存在。
事件にはまったく無関心の彼女の言葉が、ときには事件解決のヒントとなることもある。
米沢守 / 六角精児(ろっかくせいじ)
抜群の腕をもつ鑑識。
右京らの難しい要求にも応えてくれる。
趣味は落語(右京と同じ)で、右京とは落語のCDを貸し借りすることも。
捜査一課よりも先に鑑識結果を教えてくれることもあるくらい特命係に協力的。

角田六郎 / 山西惇(やまにしあつし)
よく特命係に油を売りに来ては、勝手にコーヒーを飲んでいる。
さりげなく捜査情報を提供してくれることもある人物。
担当は麻薬捜査である。
数少ない特命係の理解者でもある。
大河内春樹 / 神保悟志(じんぼさとし)
警視庁の内部で警察官の不正を捜査している。
無表情のまま身内を裁くため、冷たい男のように見える。
右京には一目置いており、密かに上層部の判断を事前に知らせて危機を回避させようとする。
伊丹憲一 / 川原和久(かわはらかずひさ)
警視庁刑事部捜査第一課所属。
特命係のことをよく思っておらず、邪魔者扱いする。

三浦信輔 / 大谷亮介(おおたにりょうすけ)
伊丹と同じく、特命係の動きが何かとカンにさわるようで良く思っていない。
だが、右京の才能は密かに認めている。
芹沢慶二 / 山中崇史(やまなかたかし)
伊丹と三浦の後輩で、2人に指示されて動き回っている。
彼にとっては元特命係の薫も先輩の一人だった。

相棒season8特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau